『上手なミステリの書き方教えます』 浦賀和宏
| 上手なミステリの書き方教えます 著者:浦賀 和宏 |
八木剛士シリーズ(?)第三弾。
浦賀和宏、衝撃の問題作。
内容紹介にこれだけ書くのが精一杯でした…。
問題作中の問題作ですよ。
chapterの扉に書かれたミステリのお約束が一番面白かった…。
まず、『上手なミステリの書き方教えます』のタイトルにやられました。絶対真っ当なミステリがくるものだと思っていたら…
いじめとエロと萌えとオタクの話しか出てこなかった…。
ミステリはどこに?確かにひとっつ、ミステリっぽい部分も有ったような、無かったような…。パーセンテージで云えば、1%くらいはミステリだったかもしれません。でも残りの99%がいじめとエロと萌えとオタクの話です。浦賀和宏…一体貴方になにが起こったのでしょうか?
『浦賀和宏殺人事件』を読まされたときの呆然。これが今の気持ちに一番近いですね。
確かに『上手な~』のラストは良かったです。背表紙あらずじに書かれた「結末圧倒的感動必読!!」は云い過ぎとしても、八木メェメェの青春への序章としてなかなか好感の持てる素敵なラストでした。
でもねぇ、そこに至るまでのいじめとエロと萌えとオタクの話がねぇ。講談社ノベルスは比較的なんでもあり…とは云いつつも、なぜこの作品が出版されるに至ったのかが謎。誰か止める人間は居なかったのかい!
浦賀作品には『時の鳥籠』や『彼女は存在しない』のような名作がいくつもありますので、この『上手な~』だけで浦賀和宏に見切りをつけてしまうことはできないのですが、八木剛士シリーズ最新刊『八木剛士 史上最大の事件』を手に取るかどうかは全くの未定です。きっと自分からアクションを起こすことは無いのだろうなぁ。
そうそう、ノベルス折り返しの浦賀和宏<主な著作リスト>に安藤直樹シリーズの初期作品がごっそり抜けているのが気になりました。絶対、初期作品の方が<主な著作>だと思うのですが…。
今日のレビューは唖然とした気持ちが“…”の多さによく現れておりますね…。
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