『腕貫探偵、残業中』 西澤保彦
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腕貫探偵、残業中 著者:西澤 保彦 |
悩める市民の相談事を一手に引き受ける
それが、市民サーヴィス課
腕貫探偵、今回は残業までして市民の悩みを解決する!
『腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿』がいつの間にかシリーズ化しておりました。しかも今回は残業!もちろん残業代は出ないのでサーヴィスですサーヴィス。
悩める市民の相談事を没個性で聞き出し(まるでロボットに話しているかのような感覚に陥るのでしょうか?)怪傑ズバット。それがこの「腕貫探偵」シリーズの特徴です。本作『~残業中』ではどうも聞き上手な感じはしませんでしたが(相談する前、した後にバッサリ分かれてしまっているの残念)よくもまぁ、こんな奇天烈斎な相談に応えられるな、と。
個人的には「流血ロミオ」が好きです。私も相談者もすっかり忘れていたある人物から推理を連ねてゆく過程が本格!後味が悪いところも本格(って、それ間違った認識だから!)タイトルも好きです。
あとは…実はもう光る作品はなかったり。ラストの「人生、いろいろ。」はなかなかなのですが、腕貫探偵の仕事かと云われると…そうじゃないので。でも、腕貫探偵の彼女がやってくれます。この彼女、なかなか。「流血ロミオ」の物産展での腕貫探偵&彼女の会話なんて、間違いなく恋人のそれです。没個性の公務員もなかなかやるな、うん。
個人的には前作でやった「誰も待っていないのに名簿に名前書かせる→とりあえず椅子でお待ちいただく→椅子を温める暇もなく○○さ~んの呼び出し」パターンを復活させて欲しいのですが。今回は腕貫探偵&彼女の美味いもの対決(?)か見物だったわけですが…食に全く興味のない私には面白みもなにも無かったりしたので…。
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