2009年3月26日 (木)

『心霊探偵八雲4 守るべき想い』 神永学

心霊探偵八雲4  守るべき想い (角川文庫) Book 心霊探偵八雲4 守るべき想い (角川文庫)

著者:神永 学
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教育実習で出逢った呪われた少年

その少年に八雲を重ねる晴香

晴香は少年を、八雲を救えるのか

一気読みも4巻にもなるとしんどい。展開が一辺倒なだけにしんどい。文庫になっているのが4巻までで良かった。しばらくは八雲は良いです、はい。

今回は呪われた少年を主題に。晴香は少年に八雲を重ね、八雲は少年に晴香を重ね。事件はいつもよりも手が込んでいて、入り組んでいたような。けれど、その糸を引いていたのはいつもの両目の赤い男=八雲の父親ではなく…

八雲の姉ってマジですか?

想定外想定外。悪はひとりで良いのではないかと思うのですが。

今回は八雲の悪態も活躍も薄かったですし。後手に後手に回った印象。晴香のピンチに颯爽と現れ…たようにも見えなかった。早くも八雲♥晴香のラヴ模様の方が気になるようになってしまった危ない危ない。

そういえば、一心さんはなにを言おうとしたんだろう。幽霊が見えてしまう八雲にとって一心の家に帰るのは辛い…けれど「今日はある人の命日なんだよ」、誰の?情報が小出し小出しで忘れそうです。備忘録と化しつつあるな、このレビュー。

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2009年3月25日 (水)

『心霊探偵八雲3 闇の先にある光』 神永学

心霊探偵八雲3  闇の先にある光 (角川文庫) Book 心霊探偵八雲3 闇の先にある光 (角川文庫)

著者:神永 学
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飛び降り続ける女性

彼女はなぜ死を迎えられないのか

彼女をこの世に縛り続けているものとは?

「心霊探偵八雲シリーズ」一気読み。先程4巻も読み終えたので、文庫化している分まで一気読みレビューできそうです…が、どんどん読むのがしんどくなる罠。なんだろう、こんなに読み易いのに…展開が一辺倒だからか?

今回は婦女暴行事件を主題に。このシリーズはホラーではなくあくまでもミステリなので、事件を起こすのも解決するのも人間。今回は強姦魔を陥れるべく一致団結した被害者(周辺人物)分けが鍵なのですが。

霊媒師って怪しすぎませんか?

しかもまさかの被害者サイド。読者をミスリードすべく登場させて、実は無関係だったんです引っ掛かりました?がミステリのお約束かと思いますが、今回は捻りなくストレートに読めば良かった様です。

そういえば今回は警察の事件握りつぶし…なんていう一面もあったんでしたっけ。忘れておりました。上司の井出内さんは実に嫌味なお人でしたので、いなくなっても特に寂しくはありませんが。4巻から登場の宮川さんは話わかりそうですし。八雲の過去にも関わっていそうですし…中学生八雲の遭遇した事件ってなんですか?どこで読めますか?

そうそう、今回の八雲♥晴香ですが、セクハラ?「服の上からでも充分にわかるよ」って八雲にそこまでの経験値はないと思うんですが!!このふたりの進展スピードをもう少し速めてくれると嬉しい。遅々として進まない恋愛関係は某QEDだけでたくさんです。八雲の外見描写を読む度に某タタルを思い出す。

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2009年3月24日 (火)

『心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの』 神永学

心霊探偵八雲2  魂をつなぐもの (角川文庫) Book 心霊探偵八雲2 魂をつなぐもの (角川文庫)

著者:神永 学
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連続少女誘拐殺人事件発生

被害者の少女が発見された川辺で

聞こえる声、足を掴み引き擦り込む手

出先で3巻まで一気読みしましたので(3巻も読める時間があったなら、どうしてもっとたくさんの本か厚い本を持ち出さなかったのか阿呆)今日もレビューは「心霊探偵八雲シリーズ」です。

1巻と同様に短編が来るのかと思っていたらまさかの長編。なんとなく心霊探偵ってワントリックのイメージがあって、長編大丈夫?とか思っていたのですが…ごめんなさい全然いけました失礼致しました。そうはいっても、2章でこの事件は一旦終わりを迎えたんですよ。事件が続いて驚いたのは登場人物だけではない私も驚かせていただきました。短編だと思わせといて実は長編トリックってやつ?

探偵役・八雲は間違えたわけではない。確かに真相は掴んだし、犯人も指摘した…それが一部に過ぎなかっただけで。ただ、そこから真相までは一本道でしたよね、捻りは特に無く。あったのは…後味の悪さのみ。

娘を復活させるために生贄を川に沈める。冷静な頭で考えたら、生贄に娘の命が宿ったとして…再度娘が溺れてしまうことくらいわかりそうなものなのに。既に破綻した復活計画。それに気付かないのは…犯人がもう正常ではない証。そもそも死者が生き還ることなんて有り得ないのに。犯人は人よりも死に携わる機会が多かったはずなのに。どうして自分にだけ奇跡が起こるだなんて思ってしまったのだろう。

それを思わせたのが両目の赤い男=八雲の父親なのでしょうけれど。その目的は?単行本最新巻ではそのあたり明かされているのでしょうか?気になります。

ところで、晴香を助けた八雲はやっぱり格好良すぎると思う。罪。

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2009年3月23日 (月)

『心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている』 神永学

心霊探偵八雲〈1〉赤い瞳は知っている (角川文庫) Book 心霊探偵八雲〈1〉赤い瞳は知っている (角川文庫)

著者:神永 学
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呪われた赤い左目

この左目は死者を捉え

死者の声を聞く

外出先、従えていった本を読みきってしまうと途端に寂しくなるもので。今回も寂しさに負けて書店に飛び込み、前から気になっていた本シリーズを大人買い。ほくほくしながら一気に読了、あぁ面白かった。

以前、新相棒(笑)ミッチーでドラマ化した某八雲と混同せずにはおれない本シリーズ…奇人変人っぷりはどっこいでしょうか?こちらの(赤い瞳の)八雲もドラマ化するならミッチーが相応かと思います。寝癖さえ直せば男前なのでしょう…って、高田さんとこのタタルさんもそんな設定じゃなかったかしら。ってことは、タタルもミッチーが相応ってことに?

って、お約束のように脱線失礼しました。本作はシリーズ名からして明らかなように「心霊探偵」なのですが、某陰陽師や霊媒師のように「ぬぉぉぉぉぉぉぉ」と幽霊に真っ向勝負を挑んで除霊する…といった展開ではございません。本シリーズにおける幽霊とは死者の想いであって、死者が居るからにはその者を殺した生者が居るのであって。ご都合主義的に死者が「私を殺したのは○○で~」と明かしてくれることもなく、あくまでも死者の想いと状況から犯人を指摘してゆく歴としたミステリでございます。

シリーズ第1巻には3つの短篇が収録されていて。探偵役・八雲と八雲曰くトラブルメーカー・晴香との出逢いが描かれているのですが…このふたり良いですね。無関心を装い人との交わりを避けたがる八雲と、無関心を装えず人と交わることで安心を得ようとする晴香と。八雲の不意に出る優しさは反則だと思うんだ。天然スケコマシ?

そうそう、ミステリミステリ忘れてた。ミステリ部分は素直に読めば良い難易度低め設定です。どんでん返しもあるにはありますが、ミステリスキーにとっては想定の範囲内、むしろこのくらい返してくれないと読む意味なし?でも、解決が物象からなされるというその姿勢がお見事です。霊象から犯人特定なんてナンセンス!それはミステリではなくホラーです。

とりあえず第3巻までは読了済みなので、このまま一気にレビューする予定ですが…八雲と父親の怨念とか凄く気になります。このあたりの人間関係にも深みを持たせていて、侮れないわ心霊探偵八雲シリーズ。

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