■西尾維新

2017/08/22

『十二大戦』 西尾維新

アニメ化の前に。十二支をモチーフにしたバトルロイヤルノベルです。

キャラカタログの側面が強いですが、これだけ魅力的なカタログなら十分。それぞれの能力が伏線として効いていて無駄なキャラがいないこともすごいです。逆打ちで死んでいくので誰が優勝するのか丸わかりなのが残念でしょうか。そんな彼も、皆が彼にデジャブを感じるという伏線がありましたね。

個人的には丑と寅の物語がちょう好みでした。というか、アニメ化したら丑×寅絶対追いかけるわ(キリッ

中村光のキャラデザも良いですね。兎とか兎とか兎とか。cvは岡本信彦か…合いますね!午が緑川光とかちょっともったいないすぐ死ぬし。個人的に戌は安元さんで再生されてたんですが主催者老人役。チョーさん出演嬉しい。とにかくアニメが楽しみです。とってもアニメ映えすると思います。

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2013/10/25

『偽物語(下)』 西尾維新


ぱないの!な一冊。

上巻よりは怪異怪異してるかしら。そして、『偽物語』のタイトルにも相応しい気がする。まあ、「つきひフェニックス」と銘打っておきながら火憐ちゃんとのやりとりが長すぎるような気がしないでもないけれど、火憐ちゃんは馬鹿正直かわいいので良しとする。

そして、可愛いといえば忍がぱない可愛いのだがどうしたら良いだろう。とりあえずミスドが食べたくなること必至。

尚、下巻の最大の楽しみどころは忍野と貝木と影縫さん、オーソリティ3人の関係やら立ち位置やら比較やらであると断言しても過言ではないはず。本物と偽物、ダイヤのくだりでそれぞれが話した言葉はまさに「なるほど」。

そうそう、余接ちゃんのキャラデザがどうしてああなってしまったのか…解せぬ。

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2013/10/23

『偽物語(上)』 西尾維新

アニメ視聴済のためストーリーは把握。っていうか、アニメが原作そのものだよ、お兄ちゃん。

とりあえず、キャラ萌えなくして読めない作品かと。『化物語』の後日談と謳っているわけだから、『化物語』のキャラを出さないわけにいかないのはわかるけれども、とにかく冗長冗長。肝心のかれんビー、囲い火蜂の怪異の部分なんて2割あるかないか。しかも阿良々木くんが解決したわけじゃないし。忍野風に言うなら勝手に解決しただけだし。『化物語』はキャラ萌え部分と怪異の部分と、そのバランスが素晴らしかったのだと改めて。

とりあえず、羽川さまをもっと出しやがれ。話はそれからだ。

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2013/03/15

『少女不十分』 西尾維新


作家になって十年、「誇りを持って変人であってきた」僕が小説を書き続けていられるのはある事件があったから。トラウマとも呼べるその事件、大学生の男が小学生の少女に誘拐・監禁されるというその事件を描いた西尾維新の私小説的(?)物語。

なわけですが、いやあ冗長だった。不十分な少女がなぜ不十分なのか、彼女を彼女たらしめているのは何なのか、それがわかる…つまりは終盤はかなり楽しめるのだけれど。それまでがとにかく冗長だった。きっと三分の一…いや、五分の一くらいの長さに出来ると思うのよね。まあ、その「くどさ」が西尾「らしさ」なのかもしれないけれど、こんなだったっけ?というのが率直な感想。

もう少し巧かったような気がするのだけれど。変わったのは発信する側か受信する側か。不自由帳の件がとても納得できておもしろい…と言ってしまうのは乱暴だけれど、それだけに、そこに到達するまでの詰まらなさが残念でたまらない一冊でした。

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2013/02/17

『傷物語』 西尾維新


西尾維新が贈る青春怪奇小説…とテレビCMの台詞から始めてみましたが、「傷物語」は一体いつ公開されるのでしょうか?

「化物語」「偽物語」のアニメは視聴済、そこでちらちらパンチラさせられていた阿良々木くんと忍の春休みの物語…ですが、この作品のヒロインは委員長ちゃんだろうと言いたい。

羽川かわええマジかわええ

「猫物語(黒)」も年末に楽しませていただきましたので、羽川が一筋縄も二筋縄もいかない少女であることは存じておりますが…これは阿良々木くんじゃなくても惚れる。「阿良々木暦は羽川翼に恩がある」って台詞はアニメの中でも何度も繰り返されたものですが、これは大恩だわ。

とりあえず、阿良々木くんはあのとき揉んでおくべきだったと思うよ。

そして、阿良々木くんと忍の関係も理解。これを理解した上で「つばさキャット」を読む(観る)とさらに楽しめそうですね。阿良々木くんと忍の和解の物語…さてDVDでもセットするか。

でもやっぱり「傷物語」を観たいので、シャフトは頑張ってください。

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2012/02/19

『零崎人識の人間関係』 西尾維新

 

出夢→伊織→双識→戯言の順で読みました。そして、読んだ順でおもしろかった。「戯言遣いとの関係」なんていーちゃん出て来てないじゃん!玖渚が可愛かったから許すけど、人識の存命が確認できたから許すけど、タイトル詐欺な気がするよ。

出夢と人識がいちゃいちゃしているのが好きなので、ふたりがああいう決別を選んでしまったのは哀しいものです。「双識との関係」で出夢のことを語るシーンがあって、そこが凄く好き。あと「伊織との関係」で零崎一族について語るシーンがあって、それが凄く好き。人識には家族もいたし、恋人もいたし、友だちも(たぶん)いたし…殺人鬼ではない殺人鬼としての生は苦しかっただろうけれど、愉しかったんだろうな、が勝つような気がします。

戯言だけどね!

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2012/02/05

『難民探偵』 西尾維新

講談社創業100周年記念「書き下ろし100冊」として出版された本書。西尾維新がラノベから脱却…しようとしたのかどうかは判り兼ねますが、些か物足りなさを感じてしまう1冊でありました。

先ず、変人として描かれている叔父にして作家・窓居京樹が至って普通の人ですよね。語り口も普通、思考も嗜好も普通、寄付マニアを変人の証とするのは弱過ぎるかと。私はいつ叔父様が変人にジョブチェンジするのか楽しみにしておりましたが…最後まで裏切られた形となりました。

そう、最後まで。

私は叔父様が犯人だったら良いな、おもしろいなと思っておったのです。その根拠は証子が防犯カメラの映像に覚えた違和感の件。その前に、叔父様の赤い靴下が「こだわり」であるという記述がありましたからね。ああ、きっとこの事件は叔父様が犯人で…証子が再び職場(?)を失う物語なのだと思ったんですよね。それだと初志貫徹、物語に一本の筋が通るなと思ったのです。違ったけど。

「名探偵、皆を集めて『さて』と云い」のシーンも物足りないですよね。それがミステリに於いて一番重要なシーンなのに。物語の三分の一くらいそのシーンでも良いくらいです。それがあっさり後日談的なまとめられ方しちゃって…ミステリスキーとして肩すかしをくらった気分。とても物足りないです。

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2009/01/28

『トリプルプレイ助悪郎』 西尾維新

トリプルプレイ助悪郎 (講談社ノベルス) Book トリプルプレイ助悪郎 (講談社ノベルス)

著者:西尾 維新
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

トリプルプレイのスケアクロウ

一回の盗みにつき三人殺す

維新×流水、JDCトリビュート!!

失踪中に読んだ(らしく)未レビューだった本作。大好きなJDCと西尾維新がコラボしたJDC トリビュート『トリプルプレイ助悪郎』が本作のメニューです。

本作は比較的、西尾維新色の強い作品に出来上がっておりましたね。JDC読んでいる、というよりは西尾維新を読んでいる、と言った方が正しいと思いました。西尾維新らしい遊び心満載。

総著作数53冊、総文字数が一体どのくらいかなんて考えたくもない髑髏畑百足の小説には誤植が一切ない。そんな、完璧人間・緒川○まきもびっくりな髑髏畑百足の最後の小説を廻って、ふたりの娘、執事、編集者、探偵、怪盗が裏腹亭に集まる。『あかずの間』の前に陣取った探偵…にも関わらず、扉は開かれていないにも関わらず、室内で見つかった他殺死体。そして、犯行声明。

果たして怪盗・スケアクロウは如何にして最後の小説を奪っていったのか。もちろん西尾作品ですので、ありきたりな結末は用意されておらず。西尾作品では珍しい(初めての?)「読者への挑戦状」付き。確かに、挑戦状にも書かれているように、殺人事件の真相と最後の小説については解けるかもしれない。けれど、あまりにも堂々と張られた伏線に気付ける読者はどのくらいいるのだろうか。そういえば、石崎幸二氏『あなたがいない島』レビューのときに、このトリックについて言及してますね…まさかお眼にかかれるとは思っておりませんでした単なる冗談だと思っていたので。

今回もオリジナルJDC探偵で登場したのは龍宮のみですか。西尾氏は龍宮がお好き?私は龍宮が大好きです。あぁ、JDC読みたくなってきた。でも、本棚に陣取るあのピンクの背表紙を眺めるだけでやる気が無くなっちゃうんだごめんね龍宮。

人間は誰しも小説の登場人物。けれども、それは、誰かに操られているわけではなく。いつでも、いつまでも、作者は自分で居たいものです。

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2008/12/27

『メフィスト 2009年1月号』

メフィスト 2009年 01月号 [雑誌] Book メフィスト 2009年 01月号 [雑誌]

販売元:講談社
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久しぶりにメフィスト買いました。西尾維新氏の『きみとぼくの壊れた世界』もんだい編が掲載された号を買ったのが最後かと思いますので…何年ぶりでしょうか少なくとも5年は経ってますね月日の流れるスピードが異常だ歳ですか?では、そんな浅いお付き合いしかしていないメフィストを今回購入した契機ですが、

40代のタタル&熊を拝みたかったからに相違ありません

でも、それだけじゃない。今回のメフィストは私のスキスキ作家さんが多くてにんまり。以下、連載以外で私が読了した作品(しかも読んだ順)のレビューです。

「QED~flumen~ 出雲大遷宮」 高田崇史
残念ながらタタルの嫁情報は入手できませんでしたが、それでもいろいろと無視できない情報が散りばめられておりました本作。まず、タタルたちが“あの事件”と呼ぶ9年前の事件。どうやらこの事件がQEDの終焉となる模様ですが…舞台は出雲ですか(出雲に足を踏み入れることはないようですが)なんか、ついに本丸に攻め込んだ感じですね。そして、その事件の鍵を握る(らしい)中島晴美…正直「誰それ?」状態だったのですが、『QED~flumen~ 九段坂の春』に登場した奈々の同級生だそうで。全く覚えておりませんでしたてっきりモブかと。そう思って『九段坂の春』再読中なのですが、やっぱりモブでしたし。そして、なによりもなによりも見逃せない情報が。熊、子連れ女性と結婚したんですか!?なんか熊っぽい選択ですね違和感なく受け止められました。子どもの名は「大地くん」だそうで。きっと終焉までには「大地くんの母親」も登場してくれると思うので(まさか既出ってことはないよね!?)その辺りにも注目しつつ残り3作のQEDを追いかけてゆきたいと思います。しかし、タタルってば狐憑きからは卒業したようで大人になりましたね。

「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」 椹野道流
QEDトリビュートとして登場した本作。椹野道流氏と聞いてもピンとこなかったのですが、ミチルンと聞いて「あぁ!」高田崇史氏のエッセイでお馴染みのミチルンじゃないですか。さて、そんなミチルンの「伊月崇」と本家QEDの「桑原崇」というW崇でお送りする「薬剤師とヤクザ医師の長い夜」。タタルが若干別人ですが、トリビュートだし挿絵のタタルが異常に男前だったので成績は「優」。あの環境下で出雲大社あたりの薀蓄を語り出したら本物のタタルだったんですけれど(笑)でも、本作ではお目にかかれない漢方薬局勤務のタタルが垣間見れてやっぱり満足でした。これを契機にミチルンの作品にも手を伸ばしてみようと思います。ティーンズからだけでなく、講談社ノベルスからも「鬼籍通覧(伊月崇)シリーズ」が出ているようですし。そういえば、「薬剤師」と「ヤクザ医師」が「やくざいし」でかかってますね。いま変換してみて始めて気がつきました(駄目な仔)。

「零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係」 西尾維新
零崎シリーズラストを飾る『零崎人識の人間関係』。ノベルス化したときに一気に読むべきか…と一瞬だけ悩みましたがそれも一瞬。読んで良かった崩子ちゃん可愛いよハァハァ。勝手に『人間関係』は長編だと思っていたのですが、『零崎曲識の人間人間』と同様に短篇をいくつかまとめる形式なんですね。wikiによると「匂宮出夢との関係」「無桐伊織との関係」「零崎双識との関係」「戯言遣いとの関係」とのこと。これでふたつ目が発表されたことになるのですね。俄然「零崎双識」と「戯言遣い」が気になるところですが…どっちか書き下ろしにしないと販売戦略上マイナスでしょうから、ってそんなこと私が気にするところじゃないかそれよりもなによりも崩子ちゃん可愛いよハァハァ。「無桐伊織との関係」とは言いつつも主役は戯言遣いの抱き枕=闇口崩子ちゃんと、その存在自体が主役=哀川潤の両者かと。死神の最期の願いを叶えるべく闇口衆の拠点たる大厄島に乗り込んだ4人。4人の前に立ち塞がるは生涯無敗結晶皇帝(凄いネーミング)。「かけっこ」であり「鬼ごっこ」でもある大厄ゲームの詳細は省きますが、崩子ちゃんと伊織ちゃんの戦いは良かったですねキュンキュンします。やっぱり戯言シリーズは女の子が可愛い。女の子が涙流しながら頑張っている様を読むのは嬉しい…って私はどんな変態だ。人識の人間関係については4篇で1作だと思いますので、それはノベルス化したときにたっぷりじっくり語りたいと思います。戯言シリーズの後日談とも言える本作、はやく全部通して読みたい!

「密室殺人ゲーム2.0 Q5 三つの閂」 歌野晶午
『密室殺人ゲーム大手飛車取り』の第2弾である本作。その5問目です。前作をべた褒めしました私ですが、本作もその遊び心はそのままに出題レベルもそのままに、とにかく嬉しいはやくノベルス化して欲しいこれまでの4問も読みたい!今回のお題は雪密室。雪密室に対する登場人物たちのツッコミ(「積雪の条件が整うまで、ひたすら何年も待ちますか?中略。だったら雪の密室トリックなぞ使わず、別の方法でさっさと殺しますよ」)とか互いへの罵倒とか…あぁ、気持ち良い。殺人現場の情景も美しいですよね。処女雪に聳え立つ透明ボックス…まさに非日常的非現実的ファンタジーですよ。ボックスが自作ってところがミステリ的には残念ですが、その頑張りには涙です。前作はラストに蛇足感ありましたが、本作はどんなラストでもってゲームを終わらせるのでしょうか。それも楽しみです。

「隙魔の如き覗くもの」 三津田信三
長篇だけかと思っていたら短篇でも美味しくいただけるんですね刀城言耶シリーズ。今回の怪異は隙間から現在過去未来、心の隙間に付け入る幻を見せる隙魔。隙魔が隙間に見せるは小学校校長が鬼に追われる幻…けれど、その校長が虐殺されたと知っては?刀城言耶シリーズらしいアリバイ崩しは健在。納得のゆく結末に思わずにんまり。動機を蔑ろにし(頁数の関係やもしれませんが)殺害機会の点だけで犯人指摘するその美しさにうっとりです。

「答えのない絵本」 麻耶雄嵩
メル久しぶり!というか麻耶雄嵩氏久しぶり!新刊というものをここ数年拝見しておりませんが…久しぶりの新作がこんなバカミスだなんて(笑)ロジックではこうなるのかもしれませんが、こんなのが認められるわけないじゃないですか!?衝撃のラストへあなたを誘うって本当だよ!是非読んでください。ラスト直前まではバッキバキの本格です。可能ならばラスト直前で自分なりの犯人を見付け、そこでメフィストを閉じていただけたら。

「嘘つき紳士」 北山猛邦
ミステリというよりはセンチメンタル…かと思いきやなんとも後味の悪い感じ=私の好み作品きました。ハートウォーミングな結末が待っているに違いないと思っていただけに、この裏切られた感が堪らないですね。『キョーコ』はどんな気持ちであんなピュアなメールを打っていたのだろうその心の闇を覗きたい。でも、TOKYOにそんな力があるかどうかは…疑問。

「トーキョー語り」 辻村深月
新刊2冊放置してメフィスト短篇から読ませていただきましたが…やっぱり高校生くらいの女の子の心情を描くのが巧いですなぁ。なにか劇的な出来事が起こるでもなく、劇的な出来事を起こすでもなく。私たちの身にも起こりそうな起こっていたような日常を切り取っているはずなのに、なんとなくキラキラ。本作には一美というキャラクタが登場するのですが、まぁ居ますねこういう悪い女。少なくとも私の中には居る。そして、そんな一美(私)にしてみたら主人公のさくらは鼻につきますよ。篤志の「イライラする」件はまさに。だけど、そこはトーキョーじゃないから知らないふりは出来ないから、だからいっしょに過ごすしかないの。そして、せっかくいっしょの時を過ごすなら、楽しいほうが良いに決まってるじゃない。そんな当たり前のことを当たり前に描いた作品だと思う。だから、特に特質すべき点はありませんの。

「Aカップの男たち」 倉知淳
倉知淳氏久しぶり!と思ったらそんなバカ作品とは(笑)最近男性用ブラジャーが話題になってますが、倉知淳氏がさっそく作品に取り入れてきました。作品は一応ミステリ風味ですが、それよりもブラジャーの件が印象強くって特に感慨はございません。それよりもゴ○ゴサイドから叱られませんか?スナイパーがブラジャーって(笑)

だんだんレビューが短くなくなるテキトーになるのはご愛嬌ということで。この他にも法月綸太郎氏のグリフィンシリーズの連載も始まったのですが…連載もの読んじゃうと次のメフィストも欲しくなるなるからなぁどうしようか悩み中。でもグリフィンシリーズはなかなか面白かったので、絶対読みたくなるんだと思います。
  

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2008/12/18

『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』 西尾維新

不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス) Book 不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

著者:西尾 維新
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

名前に一本筋を通す男、串中弔士

囲われきった彼の前に再び現れた病院坂迷路

世界が再び廻りだす

「DISSIDIA」が到着する前に読まないと!と焦って読んだら1時間くらいで読めちゃった世界シリーズ第4弾『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』一息では読み上げられない。そして、競うかの如く長いタイトルのCDが発売された中学時代を思い出させる…そんな学校という閉鎖空間で起こった連続殺人事件の物語。

まぁ、西尾維新の、しかも世界シリーズのことだから、真っ当なミステリなんて有り得ないんだけど。十戒に見事に抵触しておりますので、ミステリではないでしょう。というか、世界シリーズがミステリだったのはいつまでだろう。『不気味で素朴な囲われた世界』はミステリだったと思うたぶん。

この作品の楽しみどころはどこだろう?やっぱり成長した串中弔士なのだろうか。彼に対してびっくりするくらい興味ないんだよなぁ、私。全く魅力を感じない。ってまさか西尾維新の罠に嵌ってる!?だって、串中弔士=何者でもない人間ですらあってはならない孤高の存在、なんだもの。西尾維新はそのつもりで書いてるんだもの。あら、この発見は一寸驚き。

そうそう、ミステリの話だったのよ。とりあえ○○トリックの存在は確認、しかも2回も。ミスリードのつもりだったのだと思いますが…というかそのくらいやらないとミステリにならないからか?しかし、病院坂迷路はなんのために登場したのだろうか?迷路である意味はあったのだろうか?別の病院坂ではダメだった?うーん、バックアップであるとはいえ迷路である=○○トリックを成立させ易いという利点はありますよね、既読読者にとっては。

と、ここまで読んでくださった方はお判りかと思いますが、とても楽しい1時間を過ごすことが出来たわりに、なにも得られなかったという不思議な作品。このなんとも居心地の悪い感じが、不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界、に紛れ込んでしまった感覚なのでしょうか?それとも、そもそも読書からなにかを得ようとする方が無理な注文?

とりあえず、世界シリーズは次回の中学生黒猫さんで終焉を迎えるようで。黒猫さんの過去はなかなか興味ありますが…そうすると櫃内サマが登場しないことになってしますのですが。シスコンで女ったらしの櫃内サマは好きです。まぁ、病院坂一家とは何者ぞ!?という謎は明かされぬまま終わるんだと思います。もう覚悟はできている。

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