『イノセント・ゲリラの祝祭』 海堂尊
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イノセント・ゲリラの祝祭 著者:海堂 尊 |
今日もまた黒腹たぬきに呼び出され
向かった先は厚生労働省
グッチー、遂に本丸を攻める!?
グッチー&白鳥シリーズ第4弾でございますが…
グッチー&白鳥が活躍した場面ってありましたっけ?
これを正統な「シリーズ第4弾」とは呼べないような気がします。少なくとも私は呼びたくない。
グッチー&白鳥シリーズといえば、東城大学内の御家騒動に否応なく巻き込まれ不本意ながら黒腹たぬきの懐刀として本人の意思とは関係なく出世街道まっしぐら…がお約束だと思っていたのですが。今回の戦場は厚生労働省「診療関連死死因究明等の在り方に関する検討会」…やっぱり一息では読めなかった。しかも今回、
白鳥が真っ当な官僚に見えたんですけど!!
これは重症だ。今回「火喰い鳥」として戦場を焼き尽くすことなく、むしろ講和会議へのご案内までしてみせた白鳥…そんな白鳥が見たいわけじゃない。今回の戦場、白鳥が用意したかのように見えますが…違いますよね?白鳥、喰われた?
今回の主役は間違いなく彦根新吾。彦根の熱弁については…現状の医療について詳しい知識を持っているわけではないのでスルーさせていただきます悪しからず。けれど、まさしく過激派テロル。
『バチスタ』に続き『ジェネラル・ルージュ』も映画化され、海堂氏の知名度も鰻登り、著作も売れに売れまくっておりますが…海堂氏はずっとこれが書きたかったんだろうなぁ、と。実現可能な否かは横に置いて、警鐘を鳴らしたかったんだと思います。でも、私はあくまでも小説が読みたかった。痛快なエンタメ小説をグッチー&白鳥シリーズには求めていました。だから、残念。
そういえば、「このミス2008年」に掲載された短篇が間に挟まってましたね。
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