2008年4月22日 (火)

『Ave Maria』 篠田真由美

Ave Maria (講談社ノベルス) Book Ave Maria (講談社ノベルス)

著者:篠田 真由美
販売元:講談社
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薬師寺家事件から早14年

蒼の元に届く「REMEMBER」とだけ書かれたカード

“響”と名乗る差出人…その狙いは?

蒼は薬師寺家事件の呪縛から逃れることはできるのだろうか?

今日という今日はさすがにウンザリしました、当家の本棚に。収納されている本を全部引っ張り出して、作者順シリーズ順大きさ順に並ばせたい。本を痛めたくないからと本棚をクローゼットに押し込んだのが敗因だな…クローゼットに這入るのが面倒臭くなる将来を見通せなかった自らの浅はかさが原因か?

というわけで、15分かけて発掘しました本作『Ave Maria』。念願叶って“過去に苦しむ蒼と自分の懐の狭さに山籠り修行まで考える翳”という美味しい切ない物語を堪能させていただきました。篠田女史の最高傑作だと個人的に信じて疑わない『原罪の庭』を出発点に、守られる側から守る側へ、蒼の脱皮と苦悩の時間を描いた素敵作です。

一応、ミステリ的要素も詰め込まれておるのですが、本日はスルーで。篠田女史もミステリを読ませたいわけではなかろうし。蒼が薬師寺家事件と向き合う契機、鍵が必要だったから挿入させただけだと思いますので。

しかし、蒼は本当に頑張りましたね。『原罪の庭』から蒼のめんさこにノックアウトされ続けたお姉さんは、とても嬉しい。その意味では、蒼の苦悩をきちんと昇華させるべく物語を綴ってくれた篠田女史に賞賛を。相変わらずあとがきは苛っとさせてくれますが。

物語冒頭に篠田女史よりの断りが挿入されておりますが、本作は『原罪の庭』を読まずには読めない仕様となっております。『原罪』の真相割りっぱなしなので、『原罪』を未読の方が装丁の素敵さに本作を手に取っても「なんのこっちゃい」ってな具合でまったく楽しめないかと。むしろ名作『原罪』を純粋に愉しむ機会まで失ってしまうので、損の上塗りかと存じます。お気をつけくださいまし。

というわけで、これまでダラダラどうでも良いことを書いて行を稼ぎましたので(えっ?)ここからは腐女子の時間です。ノーマルな皆様、ここまでのお付き合いをどうもありがとうございました。

ここで再確認ですが、篠田女史はBL的要素を嫌悪していらっしゃるんですよね?なのになぜ、

香澄(蒼)と翳はBL方面へまっしぐら

なんでしょうかね?私の腐女子の割りにBLは読まないので比較はできないのですが、「(クリスマス)にナンパが不首尾で良かった」と云われ顔を真っ赤にしワインに咽ぶ翳とか、眼を開けないのは自分を呼ぶ翳の声をもう少し聞いていたいからとか、香澄(蒼)のためなら“Ave Maria”をいつでも歌ってやるとか、ハグして愛の告白とか「君も僕の特別」宣言だとか、

これをBLと呼ばずしてなんと呼ぶ

って記述のオンパレードなんですが?まぁ、腐女子の私は充分愉しませていただいたわけですが。京介の行方不明を契機に(『一角獣の繭』参照)蒼と翳がもっといちゃいちゃすれば良いよ。妄想せずとも、もうお腹いっぱいです。ご馳走様でした。

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2008年4月21日 (月)

『angels 天使たちの長い夜』 篠田真由美

angels―天使たちの長い夜 (講談社ノベルス) Book angels―天使たちの長い夜 (講談社ノベルス)

著者:篠田 真由美
販売元:講談社
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教師不在の高校で起こった殺人事件

犯人は校内に取り残された生徒の誰か

その誰かを助けるべく、生徒たちは事件の解明に挑む

建築探偵シリーズを再読したいのだけれど、ミステリとしては微妙かつ高確率で鬱になるあのシリーズを読む勇気はなく。小出し小出しでいこうかと。そのしょっぱなに本作を選んだのは、過去に悩み苦しむ蒼と嫉妬心丸出しの翳が読みたかったからなのですが…

チョイス間違ったようです

Ave Maria』でわだかまりが氷解したのはトリアタマ代表の私でも覚えておったのですが…その前にもこの問題を扱った作品ありましたよね?でも、蒼物語第一部『センチメンタル・ブルー』でそこまで突っ込んだ記述ありましたっけ?それとも、またやっちゃった?妄想膨らませ過ぎ?

というわけで、当初の目的は忘れ、青春を謳歌する彼等に感情移入するという正しい読み方をすれば良かったのですが…

移入しようにもできないですよあんなくそ生意気に奴等にっ!

いやぁ、篠田女史はなにを考えていらっしゃるのでしょうか?人生に悩むことは若さの特権ではありますが、今回集められた面子の悩みはやり過ぎでしょう?ひとりやふたりならまだしも、どいつもこいつもどいつもこいつも。ひとりひとりのキャラを立たせようとして、みんなで潰し合っちゃったって感じ。はっきり云って最後まで誰が誰だか覚えられませんでした。

しかも、ミステリ的にも微妙ですしね。どちらの問題を読者に考えさせたいのでしょうか?校内で起こった殺人事件ですか?蒼殺しを企むANGELの正体ですか?どちらも中途半端にした所為で失敗した感いっぱいなのですが。こういうのはどちらかに重きを置かないと…二兎追うものは一兎も得ずですよ。

とりあえず、この憤りを収めるためには『Ave Maria』を読むしかなさそうです。あの本の山から『Ave Maria』を見つけ出すことができればですけれども。

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2007年7月 7日 (土)

『一角獣の繭』 篠田真由美

一角獣の繭  建築探偵桜井京介の事件簿 Book 一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿

著者:篠田 真由美
販売元:講談社
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異なる地で異なる時を刻み始めた京介と蒼の時計。

すべてを終わらせるために。

終末に向けて加速を続ける建築探偵シリーズ最新巻。

無告知放置期間と告知放置期間を併せて、半月にも及ぶ大々的放置プレイはいかがだったでしょうか?

本当にごめんなさい。

まじょ。のなにがメインなのかよくわからないブロ愚、再開でございます。

再開第1作目レビューは篠田真由美女史の『一角獣の繭』。「少女と蒼の宿命的な恋」という帯に衝撃を受けて怖くて読むことができなかった…というのが無告知放置最大の理由(冗談でもなんでも無く本気)だというんだから自分でも笑えない。復帰早々、ネタバレ全開破滅的レビューです。今日は荒れます。

とりあえず、

京介の失踪(行方不明)は置いておくとして(ちゃんと後でじっくり触れます)

「蒼の宿命的な恋」とやらから。

前作『聖女の塔』から続いていると云っても過言ではない本作。いきなり京介・深春・門野という蒼の保護者サミットから物語は始まります。京介に最大の苦痛を与える手段として蒼を亡き者にせんとする松浦窮から、蒼を守護する為に門野の息のかかった会員制リゾートに閉じ込めてしまうことに決めた彼等。その会員制リゾートで蒼が出逢ったユニコーン。それが家族惨殺事件の生き残りとして好奇の眼に晒される少女。あまりにも似通ったふたりの境遇。

京介が自分にしてくれたように、閉塞世界から彼女を連れ出そうとする蒼。その原動力は…恋?

読んでてものすごい違和感を感じずにはいられなかった。世界に見捨てられ小さく弱かった蒼を知っているから、恋や愛に惚ける蒼など見たくないという気持ちが私の中で働いていたことは認めます。でも、やっぱり蒼が感じたそれは恋では無かったと思う。蒼自身が作中で語っていたことではありますが、蒼の京介に対する気持ちは恋と解釈しても良いと思う(篠田女史はどうしてキャラクタ自身にこんな告白させるかな…とは正直思った。私は腐女子だけど聖典の中にBL的要素を介入させて欲しくは無かったです。妄想で充分!!)けど、彼女に感じた蒼の気持ちはそうじゃない。ユニコーンに逢ったんだ…って、精神状態普通じゃないです蒼。

しかも、その出逢いすらも松浦氏の謀ったものだったわけですし。松浦氏のマリオネットとして蒼の殺害を試みた彼女。結局、蒼を殺めることは思い留まったのだけれど、その要素が恋の力であったかどうかは疑問。綾乃がそうだったように、松浦に操られるしかない自分に嫌気が差し、我に還ったのでは?

しっかし、蒼は翳という恋人がいながら他の女性に(翳は女性じゃないから“他の女性”という表現はおかしいのか?)キスしたり胸タッチしたりと…いつからそんな伊達男に!?誰?誰の影響なの?京介がこっそり隠し持っていた(に違いない)官能小説の影響ね!!(こんな冗談でも云っていないと、レビューを続けられないんです。でも、翳にとって蒼は恋愛の対象だと思うという意見だけは曲げません)

さて、問題の331頁について。

以来、桜井京介の消息は杳として知れない。

なんじゃそりゃぁ!!

京介は死なないと断言している篠田女史。でも、こんな展開死んだも同然じゃないですか!?桜井京介は神代教授や深春、なによりも蒼といっしょに居ることで桜井京介で在ることができていたのに。その場所を京介から奪いますか。シリーズ序盤から匂わされつつも明かされなかった京介の過去。一体“桜井京介”とは何者なのか?次巻、遂に明かされる??ここまで引っ張ってきて(しかも発売は来年って!?いますぐ出版して頂戴、講談社!)『原罪の庭』を越える名作じゃなくっちゃ、許さなくてよ!!!(かなりハードル高いな。でも、篠田女子自らハードル上げてるからさ…)

京介を必ず見つけ出すと誓った蒼。最終巻は蒼が京介の過去と向き合い、桜井京介を取り戻す作品になるのでしょうね。楽しみだけれど、それは建築探偵シリーズの本当の終わりを意味しているわけで。サ○エさん方式のミステリシリーズも良いけれど、キャラクタたちの成長を通してなにかを伝えようとするシリーズに終わりはつきものなわけで。キャラクタたちが成長しないシリーズだったなら『原罪の庭』も生まれてこなかったわけで。本当に複雑な想いです。どうしよう、建築探偵シリーズの新刊が出る度に覚悟を決めるべくブロ愚を放置プレイしなくてはならないのか(何故!?)

とにかく問題作だった『一角獣の繭』。レビューも気が付けば超大作。ミステリ部分について一切触れておりませんが、作中ミステリ部分自体がおまけみたいなものだったから、まぁ良いか。

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2007年6月15日 (金)

『王国は星空の下』 篠田真由美

王国は星空の下 Book 王国は星空の下

著者:篠田 真由美
販売元:理論社
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深い森に囲まれた北斗学園。

北斗学園七不思議を探ろうと決意した3人の前に立ちはだかる事件。

北斗学園校章に描かれた8つの星の意味とは?

先日『風信子の家』レビューをお送りしたばかりの篠田真由美女史、再び登場です。講談社ノベルス新刊『一角獣の繭』レビューも近日中に更新できると…いいな(慌てて眼を逸らす)。

本作『王国は星空の下』は理論社より若年層向け(?)ミステリシリーズとして創刊された“ミステリーYA!”第一回配本。この“ミステリーYA!”について、なんの知識も持ち合わせていないのですが、講談社の“ミステリーランド”みたいなものと理解してよろしいのでしょうか?対象はもうちょっと上、中高生向けだと思われますが。

しかし、この“中高生向け”という縛りは作品の難易度をかなり上げますよね。本作読了後の感想は登場人物たち(中学2年生3人組)のキャラクタと、作中で起こる事件との感度が合わない、ということ。性質が違う?彼等が扱う(出逢う)事件としては、ちょっと重過ぎる気がします。

中学生が学校の七不思議に興味を持つ…というのがそもそも古い(篠田女史の作品らしいと云えば、らしい)上に、その七不思議探求が国会議員の汚職事件に繋がり、暗殺者は登場するは、人死には出るはで。しかもサブタイトルの「北斗学園七不思議①」…

①ってなんすかっ!?

まさか⑦までシリーズ化しようっていう魂胆じゃなかろうね?このキャラクタ(語り手としてのオレ=アキ)で、読者の興味を引っ張るのは難しいと思います。ダッテ、アタマワルスギル。読んでて正直苛っとしました。

若さ故、わからないことが多いのは良いんです。頭で考えるよりも先に体が動いてしまうのも良いんです。でも、彼には主人公たる何かが足りない気がしました。少なくとも、汚職事件とか殺人事件とか、そういう類の事件とは関われない人種ではないかと思います。その点でハルやタモツは優秀。ミステリ的登場人物だと思います。

正直、シリーズが続いたとしても読むかどうかは微妙。シリーズ2作目で主人公がチェンジしているようなら…読むかも。

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2007年6月 6日 (水)

『風信子の家』 篠田真由美

風信子の家―神代教授の日常と謎 Book 風信子の家―神代教授の日常と謎

著者:篠田 真由美
販売元:東京創元社
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-この謎が君に解けるかな?

それだけ書かれた手紙と共に送られてきた家屋模型。

建築探偵シリーズでお馴染み・神代宗教授、スピンオフ作品。

最近では作品の内容云々ではなく、HPでの傍若無人な振る舞いが話題の篠田真由美女史。6月には建築探偵シリーズの新作が発売されるようで(密林にて予約完了!)篠田女史、ハイペース執筆ですね。

そして、本作は建築探偵シリーズより神代教授をスピンオフ。副題の「神代教授の日常と謎」の「と」にゴミが付いてるなぁと思ったら、背表紙の「と」にも付いていたので意図的に付けた模様。なんとなく素人臭いものを感じるのは私だけ?

さて、くどいようですが本作は建築探偵シリーズから神代教授をスピンオフ…のはずなのに、神代教授が探偵役を果たした作品なんてあったか?あれ?元祖ヒッキーとも云える(バブルの頃から引き籠ってました)桜井京介がでしゃっばってきたり、旧友が「探偵」と自称しちゃったり、めんこくて堪らない蒼が探偵を果たしたりした作品は読んだ記憶があるのですが…あれ?気のせい?

しっかし、この『風信子の家』(そうそう、風信子はヒアシンスと読むんです)を読んで良かったと思うのは、

蒼がめんこくてめんこくて仕方が無いから!!

あぁ、この蒼のめんこさは『原罪の庭』を越えたかも!『桜闇』の深春を迎えに行った蒼に匹敵するね!!くぅぅぅぅ、蒼大好き、蒼にはしあわせになってもらいたい(だから京介には死なないでもらいたい)私としては、堪らない一作。

「クリスマスは嫌い」で神代教授とともに星を眺める蒼なんて最高!まさにお父さんと愛息子。本当に神代教授の養子になれば良かったのに。いや、蒼が決めたことならなにも云わないけどさ。そして、「悪魔の目覚める夜」で蒼から届けられたメッセージなんて悶絶モノです。深春、その小型レコーダを可及的速やかに寄越しなさい!!!と本気で思ふ。蒼、めんこい。

蒼好きなら読むべき一冊。ミステリとしては…どうなんでしょうね?篠田女史の作品に本格ミステリ的なものを求めなくなって久しい。6月新刊ももちろん期待なんてしないさ。蒼&翳が読めれば良いのさ。

それでもラストに収録されている「思いは雪のように降りつもる」の中原中也の引用は良かったと思います。久しぶりに中原中也を読みたくなってきました。同じく中也を扱った『暗黒館の殺人』では、そんなことこれっぽっちも思わなかったので、きっと巧い使い方だったのだと思います。

あぁ、蒼に逢いたくなってきました。いまから蒼のスピンオフ作品でも読もうかしら。

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2006年9月 8日 (金)

『聖女の塔』 篠田真由美

聖女の塔 Book 聖女の塔

著者:篠田 真由美
販売元:講談社
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カルト宗教に入信した友人を助けるために行動を開始した蒼。

頼りの京介は行方不明で…。

建築探偵シリーズ第何弾だ?

久しぶりの建築探偵シリーズ。シリーズも残すところあと3作ということで、終焉へのカウントダウンが着々と行われております。この『聖女の塔』のもシリーズの懐かしキャラが何人か登場いたしますが、

貴方、誰でしたっけ?状態

建築探偵シリーズを初めて読んだのは高校2年生のときでしたので、もう○年のお付き合い。そのころには名作『原罪の庭』が発表されておりましたので、年に一作のペースですね。建築探偵シリーズは読了後、必ず気分が落ちるので(間違いなく京介の所為だ)そうそう再読するわけにはゆきません→よって上記のような現象が発生するわけです。

これは完結までにシリーズ再読週間を設けなくてはならないかも。この『聖女の塔』を読んでいて、何度“?”に襲われたことか…。しかも『聖女の塔』あとがきで作者の篠田氏が「(次回作の)物語のラストで京介は**する」なんて不吉な予告をしておりますし。ついに京介、死亡ですか!?シリーズ通して京介には危うい影が付き纏っておりまして、私は非常に心配しているわけですよ、蒼を

名作『原罪の庭』を読んで蒼にとことん傾斜してしまった私ですが、蒼にはとにかく幸せな人生を歩んでいって欲しい。そのためには京介がどうしても必要な訳です。もちろん京介離れはしなくてはならないけれど、京介が居なくなることで物理的に離れる必要はないと思います。着実に蒼は京介離れをしているのに。翳という(邪な)親友もできたことですし。だから、京介死亡ラストだけは止めて欲しい。切なる願いです。

さて、『聖女の塔』ですが、ミステリとして申し上げることは特にございません。既に“建築探偵”シリーズでは無くなっておりますしね。今回はカルト宗教探偵シリーズとでも云いましょうか。こういうテーマは嫌いではないのだけれど、カルト宗教について頁数を割いた割には、対してミステリに絡んできていませんよね…。ミステリ作品とそのほかの大きなテーマの共存というのは本当に難しいのだな、と思います。

それでは、最後にどうしても云いたい。翳よ…「俺、カズミ(蒼)が来るならマンション買います」って

新居じゃないですか!?

どうして篠田真由美は蒼と翳のBLっぽい妄想を火のように非難する割に、こういうシーンを書くんでしょうね。理解できません。蒼と翳はどうしたって普通の親友であるように見えません。しかも、翳が蒼にキス未遂を起こした記述が有ったような、無かったような…。

蒼も翳も大好きな腐女子だから良いんですけどね!

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