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2019/05/14

『遭難者』 折原一

折原一の代名詞とも言える倒叙モノではないが、さらっと読めて楽しめました。2冊組だったものを1冊にまとめた文庫版ですが、絶対に2冊組の方がワクワクできる。なぜなら1冊は作中で発行された追悼集の形を取っているからです。こういう趣向は大好きです。

あの人はどんなつもりで追悼集に文を寄せていたのでしょうね。動機を隠すためだとしても蛇足というか、ミステリにおける犯人らしくていいですね。きっと追悼集など出なければ、痛ましい事故としてそっとしておけば、事件にならずに済んだものを。まあ、殺人を犯した者は法の裁きを受けるべきです。

この「○○者」シリーズは作品ごとに傾向ががらっと変わるので、折原一は倒叙モノばかりじゃないんだぞ!という意志を感じます。でも、折原一の倒叙モノ大好きなんだ。

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