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2018/12/24

『双頭の悪魔』 有栖川有栖

学生アリスリシーズ第3弾。読者への挑戦が3度も挟まれており、ミステリファン歓喜の一冊。

ひとつひとつ事件、そのロジックについては文句なし。ひとつの鍵(ヒント)を丁寧に紐解くと犯人に繋がっていくのはさすが。

しかしながら、全体の構図になるとちょっと無理がある点も。(ここからネタバレします)交換殺人のメリットは「動機の輪から外れる」ことと「アリバイを確保できる」ことであり、無関係な人間を殺害しないとそのメリットを最大で享受できないのではないかと感じました。あの環境ですんなりと交換殺人の提案を呑むかなあ?というのが疑問。橋が落ちてクローズドサークルになったのは偶然ですが、警察の介入があったとしても先ずは住人から疑っていくのでは?

江神さんの最後の決断には考えさせられましたね。二十代とは思えないほど渋い。

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