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2017/07/11

『祈りの幕が下りる時』 東野圭吾

映画化が発表されたばかりの加賀恭一郎シリーズ。ついに加賀の母親の失踪について明かされました。もっと劇的な何かが加賀家に起こったのだと思っていましたが、その別れは静かに起こったようです。

そしてその静かで淡々とした感じは事件の捜査でも。驚きの真実が一気に明かされる…!という展開はなく、いや、確かに事件関係者の人生は驚きに値するのですが、じわじわゆっくりと明らかになる真実に驚くよりも読まされる一冊になっています。

個人的にはかつてのような本格ミステリっぽい加賀恭一郎シリーズ(ないしは東野作品)が好きなのですが、加賀の人生に一区切りついた今、シリーズが終わってしまうのか別の形に変化するのか気になります。日本橋を離れ捜査一課に復帰することになったので、以前のような活躍を読める下地は揃ったと期待しても良いのでしょうか。

それにしても、読んでいる間ずっと加賀が阿部寛でした。阿部寛が凄いのか、東野圭吾が凄いのか。

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