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2017/07/08

『新本格もどき』 霧舎巧

綾辻行人、法月綸太郎、安孫子武丸に有栖川有栖など新本格の有名作品を“もどいた”連作短編集。やはり本歌を知った上でにやにやしながら読むのが楽しい。

個人的ベストは館モノとしても十分、登場人物たちにデジャブを感じる「三、四、五角館の殺人」でしょうか。○○トリックの「ニ、三の悲劇」も好き。吉田さんがいきなりナベつかみで話しだす「人形は密室で推理する」も本歌を知っているか知らないかでにやにや度は相当変わってきますね。「13人目の看護師」のぶっ飛んだ感じも。

そして、ラストで明かされる吉田さんの正体はあのシリーズをもどいたものでした。さんざん名探偵を気取って(名乗って)おきながら、最終的に謎を解くのは別の人。あれ?霧舎作品に似たような名探偵がいたような…(って、2人いるのが問題だ)。ああ、開かずの間シリーズの新作が読みたい。

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