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2016/08/16

『ミネルヴァの報復』 深木章子

初・深木章子。リーガルミステリが読みたいと思い検索したら元弁護士という経歴の深木作品が引っかかってきました。本作は弁護士が探偵役を務めますが、舞台は法廷ではないので探していたリーガルミステリではありませんが、それはそれこれはこれで楽しく読めました。

描写があからさまなので誰が犯人なのかは明白かと思います。(ここからネタバレします)オチをどう落とすか、もっとはっきり言えば佐伯を主犯にするかが鍵ですが、横手の選択は納得はできませんが理解はできます。これまでいっしょにやってきた仲間を守りたい気持ちはわかる。でも、弁護士としてどうなの。

元弁護士らしい切り口の本人確認の盲点については新鮮でした。代理人を立てれば調停に本人が出る必要はない=原告と被告が(それぞれ別人の名を語った)同一人物だなんて展開なかなかないですよね。うまいです。

安楽椅子探偵を務めた睦木がシリーズキャラクタのようなので、そちらの作品も読みたい。著作に法廷が舞台のリーガルミステリはあるのでしょうか。本当に好きなんです、法廷もの。

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