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2016/06/29

『ペテロの葬列』 宮部みゆき

『誰か Somebody』 『名もなき毒』に続く杉村三郎シリーズ第3弾。テレビドラマ化もされました。

事件巻き込まれ体質の杉村三郎が今回遭遇したのはバスジャック。しかし、犯人の行動や言葉に端々におかしさを感じた杉村は事件後、犯人が償い、償わせようとした罪について調べ始める…という物語。ですが、

問題なのは驚愕のラスト(帯より)です

本当に驚愕ですよ。何せ事件とは関係ないですからね。思えば、馴染みの登場人物の過去が明らかになったり、ある人の名前が明らかになったり(笑)、某家族のその後が知れたり…とシリーズそのものを大きく動かすつもりで書かれた作品だったのかもしれません。それにしても動きすぎですが。

私はラストの彼女の懺悔?告解?言い訳?を読んで1ミリも共感できませんでした。身勝手だとしか思えない。杉村をそんな顔にしたのは誰なの?貴女と貴女を取り巻く環境でしょう?としか思えないのです。なんでこの人は悲劇のヒロインぶってるんだろうと。もし会長が表現したように城壁の外側に出たいと思ったなら、正しい手段と方法と話し合いで出ていくべき。まあ、それができないお姫様だったのだと思いますが。

出版されたばかりの第4弾『希望荘』にて探偵業を始めた杉村ですが、どんな風に彼は傷を癒したのか。傷は癒えたのか。例え癒えてなくても杉村は優しく、お人好しの姿で依頼人の話を聴くのでしょう。

そうそう、お人好しと言えば、坂本くんの態度が悪すぎて。私は絶対に杉村のような対応はできないですね。

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