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2016/04/02

『三幕の殺人』 アガサ・クリスティ

電子書籍で読了。訳者が赤冬子となっていたので私が読んだのは角川文庫版でしょうか。

ニコチンによる3つの毒殺事件。同一犯による連続殺人であればそこには共通の(連なった)動機があるのが筋というものだが…。ポワロを震撼させた驚きの、そして身勝手な動機とは。

などとあらすじを書いてみましたが(以降すべてネタバレしてます)第一幕の「リハーサルだから誰でも良かった」というのは個人的には微妙。ただのサイコパスじゃないですか。そして、三幕の「めくらまし」もサイコパスの所業。原因たる妻を殺そうとするならまだしもね。

とりあえず、クリスティだから素人探偵3人の誰かが犯人だろ…と読者に思われちゃうのがこの作品の最大の難点かと(笑)このトリックの親戚にクリスティ名作であるアレがありますが、アレはネタバレなしに読めると一生しあわせでいられるのでタイトルは言わないようにします。とにかく、アレと比べると何段か落ちるのが残念ですよね。

あと、執事に化けていたという突っ込みポイントは…名優に敬意を表しておくべきでしょうか。

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