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2016/03/07

『ジョーカー・ゲーム』 柳広司

映画は観ておりませんが、春のアニメ化を前に読了。

とてもおもしろかった。スパイ養成学校・通称D機関に所属するスパイたちが自らの知恵と技術と力で以て諜報戦と生き抜く短編集。作品ごとに変わる主役と、名前と過去を捨てて生きるスパイの生きざま、その潔さがオーバーラップしていていい。

個人的なベストは表題作「ジョーカー・ゲーム」。主役である佐久間中尉の過去なんてまさに知りたいところ。アニメのキャラクタ紹介を見るに彼を背骨にして進むのでしょうか。原作の背骨はD機関の設立者であり、かつて伝説のスパイとして活躍した結城中佐。彼からのさりげなく、でも露骨に与えられるヒントがいつも物語を解決に向かわせますが、それってどういう気持ちからの行動なんだろう。生徒を送りだす師の気持ち…だと思うのは少しセンチ過ぎるでしょか。

刊行済みのシリーズ作品はあと3作。アニメ開始前に読了したいところです。

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