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2016/01/10

『ノックス・マシン』 法月綸太郎


「本格(ミステリを主題にした)」S
Fを4作収録した短編集。このミス2014第1位だけれど、誰が読んでもたのしめる作品じゃない。なぜに第1位。

私はノックスの十戒が大好きなので「ノックス・マシン」はとてもたのしめました。唐突と言わざるを得ない第5項はなぜ生まれたのか…を風刺を利かせて描いてみた作品。いいです。こういうの好きです。

続く「引き立て役倶楽部の陰謀」もおもしろい。アガサ・クリスティも『アクロイド殺し』『そして誰もいなくなった』もどれもこれも大好きなのでにやにやしながら読んでました。ワトソン爺がもうね。でも、この作品は少なくとも上記2作を読んでないと心からたのしめないのがマイナスですね。というか、この『ノックス・マシン』自体がある程度(古典)ミステリに精通していること前提で書かれているので、年末のランキングものだからと読んだ人は置いてけ堀でしょう。

尚、残る2作は微妙。「バベルの牢獄」はやりたいことはわかるのですが、読了後にそれで?って言いたくなる。

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