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2015/09/06

『ハサミ男』 殊能将之

十余年ぶりの再読。メフィスト賞レビューはこれで28/51。

あまりに有名な叙述トリック。忘れたくても忘れらないのでさすがの私も覚えておりました。そして、仕掛けられたトリックを知ることでまた新しい楽しみ(読み)方ができるのが良いですよね。叙述トリック大好き。

しかも、その叙述トリックが明かされる部分の描写が勿体ぶっておらず、さらりと、別に大したことじゃないんですよと言わんばかりなのだ良い。どどん!と大文字バックにしてドヤりたいところだと思うんですけど(笑)

それも、真犯人という次なるどんでん返しがある余裕なのでしょうけれど。捜査の肝の部分は読者はほとんど読ませてもらえませんからね。でも、確かにおかしいところだらけ。そのおかしさも、磯部という純粋なキャラクタを通して得た情報だからと文字通り受け取っちゃうんでしょうか。

名作は何十年経っても、何度読んでもおもしろい。ネタバレなしで読んでもらいたい1冊。

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