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2015/07/16

『水晶の鼓動』 麻見和史

殺人分析班シリーズ第3弾。今回はノベルスで読んだのでチーム名称が警視庁捜査一課十一係になってますね。

ラッカーでまっ赤に染められた部屋から見つかった惨殺死体という本格ミステリっぽい舞台を地道な捜査で読ませるシリーズらしさは健在。第2弾『蟻の階段』ですっかり息を潜め、鷹野に喰われてしまった塔子ですが、本作では犯人に繋がる活躍を見せてくれました。失敗もしましたが、そこから這い上がった結果というのがうまい展開でしたよね。

ところで、忘れかけていた関根のところから得られた情報であっという間に謎を解いてしまった鷹野がまるで名探偵だったのですが(関根から得られた情報が数頁隠されていたところも本格ミステリっぽい運び方)、刑事小説として読んでいたので少しちぐはぐなように感じました。

充分おもしろかったので次回作にも期待。今度は比留川に活躍してもらうのはどうでしょう。彼、分析班の中では少し影が薄いような…。

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