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2015/05/12

『パラドックス13』 東野圭吾

3月13日13時13分、13人の男女を残して世界から人々が消えた。P-13現象と名付けられた予測不可能な現象に巻き込まれた13人が元の世界に戻るため、この世界で生きていくために思考錯誤し、もがき苦しむ物語。

あらすじを読んだ時にはP-13現象を論理数学的に解き明かす謎解き小説かと思ったのですが、

サバイバル小説でした

結局のところP-13現象がなんだったのかわからず(なにが起こったのかはもちろん理解していますが)、揺り戻しに関してもその瞬間になにかをする必要があったわけではなく、鍵となったのは生きること。まあ、元の世界で13秒の間に死んだ人間が集められた世界があの世界だったので、戻るために必要なのが死の反対である生であるというのは理解できるのですが。そして、最後まで誰よりも生きようとしていた誠哉が生きられなかったのはよくある展開だとしても納得できない気持ち。

おもしろかったのだけれど、読了後になぜかなにも残らない1冊。それはきっと彼らの心にもなにも残らなかったからだと思うのだけれど。とりあえず、そのうち映画化されるんだろうなあと()

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