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2015/04/20

『わたしたちが少女と呼ばれていた頃』 石持浅海


『扉は閉ざされたまま』
でお馴染みの碓氷優佳シリーズ第4弾…ってことになるのでしょうか。番外編?

タイトル通り、優佳がまだ少女だった高校3年間を描いた作品です。とりあえず語り部(小春)による崇拝にも近い優佳の持ち上げが気持ち悪い。これに似た感情は同じく石持作品『玩具店の英雄 座間味くんの推理』でも感じて記事にしていますが、座間味くんにしろ優佳にしろ、そんな崇拝されるようなキャラだったか?と思ったら本作ではラストでしっかり落としてくれました。小春、その推理は本作でもっとも素晴らしい推理と言っても過言ではなくってよ。

優佳の持ち味なのかもしれない思い込みと決めつけをベースにした強引な推理。結果として優佳の想像した通りになったけれど、そうならなかった可能性や的外れだった可能性は無限です。なんにせよ、第三者による反論(議論)がないので。本シリーズはそういうシリーズだと思って割り切って読むべきでしょう。短編だしね。

それでも「握られた手」は良かったと思います。

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