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2015/04/04

『石の繭 警視庁殺人分析班』 麻見和史

モルタルで固められた変死体の発見から始まる警察小説。主人公は新人刑事の如月塔子。そして、塔子を支える(指導する)殺人分析班の面々が実に魅力的な1冊。

結局のところ、最初から最後まで犯人の掌の上で転がされていたわけだけれど、トレミーとは一体誰なのかのフーダニットが見事に決まったので実に爽快。意外性は充分、なによりフェア。ちゃんと最初から登場してます。ただ、鷹野が犯人まで辿り着いた直感は少し強引だったかな。直感を信じない男の直感、今回は伏線を張ってあったわけだけれど、塔子とは別のアプローチで論理的に到達してくれたら素晴らしいの一言だった。

塔子を中心とした登場人物たちの魅力的なキャラクタが、この事件をうまく成立させるために後から構築された可能性があるので、シリーズ続刊で彼らを活かしきれるかどうかが課題でありたのしみなところ。『ストロベリーナイト』の姫川玲子と若干キャラ被りしているのは言わない約束かな?

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