« 『まもなく電車が出現します』 似鳥鶏 | トップページ | 『最終陳述』 法坂一広 »

2015/02/16

『セーラー服と黙示録』 古野まほろ

まさに古野ワールド。受け入れられるかられないか、明暗はっきりと分かれそうな1冊。私はもちろん大好きです。

三河湾に存在する孤島に建設されたミッション系・聖アリスガワ女学校。このアリスガワ女学校というネーミングにネタをぶっこんできているわけですが、まさかの水村英夫、妾腹の娘まで登場()くどいと飽きますが、このぐらいのユーモアならどんどん来て欲しい。閑話休題。この聖アリスガワ女学院がヴァチカン直轄の探偵養成学校で、探偵士という国家資格が存在する世界観ってもうなんて素敵なのでしょう。

探偵士になるために最終特別試験に臨むふたりの女生徒。そこで起こるふたつの密室殺人事件。奇跡にも思える現象をハウダニット、ホワイダニット、フーダニット…3人の探偵がそれぞれ解き明かすという変わった趣向。個人的にはホワイダニットを解き明かした瞬間にそのあとの展開がひらけた感覚がたまらなかったです。

事件そのものは収束しているけれどシリーズとしては序章にすぎない1冊。続編が楽しみ。
そうそう、ジョヴァンニ飯塚くんがとにかく好みです。

|

« 『まもなく電車が出現します』 似鳥鶏 | トップページ | 『最終陳述』 法坂一広 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38084/58960854

この記事へのトラックバック一覧です: 『セーラー服と黙示録』 古野まほろ:

« 『まもなく電車が出現します』 似鳥鶏 | トップページ | 『最終陳述』 法坂一広 »