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2014/11/15

『追憶の夜想曲』 中山七里

『贖罪の奏鳴曲』から続く法廷ミステリシリーズ第2弾。

リストラを機に家に籠り、借金をつくり、DVを繰り返す夫にカッターナイフを突き立てた妻。本人も罪を認め、争われているのは量刑だけ…そんな裁判を覆す為に法廷に現れたのは御子柴礼司。担当弁護士を脅してまで弁護を担当したがった御子柴の真意とは?被告人が御子柴にすら隠している真実とは?という一冊。

ミステリ(真実)に関してはあからさまに伏線が張られているので見破るのは容易。どんでん返しが得意な中山作品、○○が犯人からのどんでん返しがあるものだと思っていたらそこで終了。でも、

心理のとんでもないハードルを越えてきました

被告人の過去を追う御子柴、被告人が幼い頃に巻き込まれた事件、妹の死…まさか、まさかねとは思いましたがそのまさかをぽーんと飛び越えてきました。常人の理解を超える…って御子柴は常人ではないかもしれませんが、立場のある身、そんなことできるのでしょうか。まさに贖罪。

第3弾があるのかないのか。できれば読みたい。そのときは御子柴がどのような立場で登場するのか…弁護士であるのか。最初から読みどころでしょう。

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