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2014/10/31

『人形はなぜ殺される』 高木彬光 


名作の呼び声高い本作、なぜか未読だったので電子書籍で読んでみました。実を言えば電子書籍は初めて。読書は紙でするものだという信念(?)は捨てるつもりはないのですが、いつでもどこでも、電気を消した布団のなかでも読めるという優位性は悪くないと思いました。本作のような古い(あるいは入手困難な)作品を電子書籍で読むのは有りでしょうか。

さて、本作はタイトル通り「人形がなぜ殺されたのか」が焦点であり、それが顕著に現れるのは第二章の殺人なわけですが、私、今回は第一章で犯人もトリックも完璧に解いてしまったので鍵となる第二章で犯人がとる行動が胡散臭くてたまらない。解けて嬉しいはずがこれはこれで嬉しくないというミステリ読みのジレンマ。

実際、ミステリを読み慣れている人ほど(意外な犯人が好きな人ほど)容易に犯人&トリックに気付けるだろう一冊。というか、この作品があって、後発の作品に触れて来たからこそ気付けただろう一冊。やはり名作、功績は偉大です。

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