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2014/10/12

『残り全部バケーション』 伊坂幸太郎


相手が泣きそうな顔になる仕事をしている溝口と岡田をめぐる5つの物語。実に伊坂らしい1冊なのだけれど、溝口&岡田以外の部分がおざなりになってしまっているのが残念。できることなら全部書き切って欲しかった。

第一章「残り全部バケーション」の解散家族とか実に魅力的じゃないですか。あのあと仁徳さんにどんな復讐をしたのかとか知りたいじゃないですか。第三章の「検問」だって果たして3人が導き出した答えが正解だったのか知りたいじゃないですか。というか、かなり無理のある設定なので納得のいく答えが欲しいじゃないですか。

その点、第二章の「タキオン作戦」は完璧でしたね。ああいうの大好きです。

でも、「飛べても8分」ラストを曖昧にしたのは良かったですね。書き切って欲しい気持ちはわかる。ただ、あれはもう間違いなく岡田からの返信でしょう。きっと「了解です。では、車で迎えに行くので~」って書かれているのでそう。でも、岡田が乗ってるのってバイクなのか…?だって、先生のところにきているフルフェイスの見舞客って岡田でしょう?

そうすると、先生って誰?って話になるんですけれど。仁徳さん?

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