« 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 太田紫織 | トップページ | 『人形はなぜ殺される』 高木彬光  »

2014/10/27

『伊藤博文邸の怪事件』 岡田秀文

タイトルの通り、伊藤博文邸で起こる怪事件(殺人事件)について記した一冊。岡田秀文氏の作品を読むのはこれが初めてですが、作品ラインナップを見るに戦国を中心とした時代モノ作家さんなのでしょうか。明治でミステリとは異色。史実をフィクションに絡める手法に期待していたのですが。

うーん、終始盛り上がりに欠ける作品だったように思います。連続殺人事件に(明らかに)怪しい登場人物、伊藤博文の登場にめまぐるしく披露される推理…と要素たっぷりなのに何故か地味。文調でしょうか。

用いられたトリックも私が大好きなアレだったのにも関わらず、魅せ方というか解き明かし方というか、とにかく衝撃が欲しかったのにさらーっと進行してしまった印象。もったいない。

それにしても、このトリックはシリーズ1作目で使われるのが定石なのでしょうか?森博嗣の○シリーズ1作目もこれでしたよね?個人的にはシリーズキャラクタにも慣れてきて変化が欲しい3作目が相応しいような気がするんですが、それだとアンフェアが過ぎるのでしょうか。どうかな。

とりあえず、シリーズ2作目の『黒龍荘の惨劇』の方が好評っぽいのでそちらも読んでみたいものです。

|

« 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 太田紫織 | トップページ | 『人形はなぜ殺される』 高木彬光  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38084/57808214

この記事へのトラックバック一覧です: 『伊藤博文邸の怪事件』 岡田秀文:

« 『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』 太田紫織 | トップページ | 『人形はなぜ殺される』 高木彬光  »