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2014/02/15

『夜の国のクーパー』 伊坂幸太郎

いつおもしろくなるのだろう…と我慢して読み続けていたら、ついには終わってしまった。『オーデュボンの祈り』に雰囲気は似ている(こちらは猫が喋るのだけれど)が、伏線が回収…どころか張られることもなく、ただただ平坦に進む物語に欠伸が。

クーパーなどいないこと、あるいは、「私」とトムでは世界のスケールが異なることが吃驚ポイントなのかもしれないが、正直「で?」という感じ。伊坂がこの物語を通してなにを伝えたいのか、全く伝わって来なかった。もし伝えたいことなどないのだとしても、物語(ファンタジー)としての魅力も薄く、やはり楽しめなかった残念な一冊。

せめて伊坂流のエスプリが利いていれば。最近の伊坂作品はどうにも物足りない。

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» 伊坂流、童話 [笑う社会人の生活]
小説「夜の国のクーパー」を読みました。 著書は 伊坂 幸太郎 お馴染みの伊坂作品 今作はまた新境地というか ファンタジーといえ、大人の童話というか・・・ 喋る猫、国王、兵士たち なんだかごった煮というか まさにジャンル分け不能なそんな感じながらも そこは伊坂...... [続きを読む]

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