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2014/02/09

『プラチナデータ』 東野圭吾

もちろん映画は観ていませんが、和製「マイノリティ・レポート」だと聞いて興味は覚えておりました…が、観なくて良いかも。

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その管理者であり、システムに絶対的な信頼を寄せていた神楽龍平はある日、システムがはじき出した結論に唖然とすることになる。記憶のない殺人、けれど、本当に自分の「身体」は人を殺めていないと断言できるだろうか?真実を突きとめるために、神楽は「モーグル」というプログラムを求めて逃走を始める。

というお話ですが、まあ薄っぺらいです。DNA捜査システムという設定は悪くない、というかむちゃくちゃ好みです。けれど活かし切れていない印象。システムに隠された秘密=プラチナデータもね、特に驚くような秘密ではなく、「でしょうね」と言った程度。逆に、警察内部にそのくらいのこと考えつく奴はいなかったのか!と憤りたい気分。

二重人格については百歩譲ってまあ良いとして、スズランについては必要だったのか?と首を傾げたくなるレベル。せめてもうひと捻り、神楽の前に現れたスズランが実在していたくらいのどんでん返しは欲しかった。どれもこれも深読みする必要なし、第一候補から物語に当てはめていけば満点で正解できるレベルなのがとにかく残念。神楽を助けてくれた自給自足のおじさんたちとか、もっと絡めたらもっとおもしろくできそうな要素、結構あったと思うんだけど。

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