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2014/01/23

『少女は黄昏に住む マコトとコトノの事件簿』 山田彩人

登場するキャラクタふたりは表紙から想像する通り。ヲタクのひきこもり少女と童顔のスウィーツ刑事はなかなか良いコンビです。ふたりの話し方が似たり寄ったりで、どちらが話しているのかわからない…という事態にまでは陥らないものも、どちらかは(探偵役ではないマコちゃんの方は)普通の話し方で良かったのでは?程度にしか気になる点はなし。

しかーし!起こる事件、それを解くロジックが表紙から想像するよりももっとずっとしっかりしていたことが嬉しい誤算。てっきり日常の謎ものかと思っていたものですから。でも、作者が想定している本作の位置づけはライトノベルなのでしょう。「密室の鍵は口のなか」で菊池紫音の作品をそのように紹介しているわけだし。というか、「密室の鍵は口のなか」の楽屋感が…。

ミステリとして最も好みだったのは「吹雪のバスの夜に」でしょうか。雪の山荘…もといバスもの。犯人はなぜこんな(容疑者が限定されてしまう)場所で犯行に及んだのか?をひとつずつ紐解いていく様が良かった。雪を掘ったら偶然にも撲殺するのに適した石が出てきたってのは承服しかねるがね。

そしてスウィーツが食べたくなること請け合い。

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