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2014/01/18

『月光蝶 NCIS特別捜査官』 月原渉

期待以上でした

米軍基地内で見つかった惨殺死体。さっそく米海軍犯罪捜査局(NCIS)が捜査に乗り出すが、どうやら犯行現場は基地の外である模様。しかし、被害者がゲート抜けた記録はなく、犯人は一体どうやって「基地という密室」を破って殺人を犯したのか…という、一冊。いやあ、おもしろかった。

実行犯自体はかなり早い段階にわかってしまったのだけれど(102頁の一文とかもう、答えそのもので「こんなにはっきり書いていいの?」って思いましたとも)、その先にあった黒幕にまでは想像が至りませんでした。ときどき挿入される男女の会話、果たしてこのふたりは誰なのか…についてはもちろん考えていたわけですが。まさか彼女だとは思わないだろうよ。もちろんすぐに伏線の確認に走りましたよ。確かに嘘は書いてない。ただ、ミスリードというよりは情報不足の感が否めないのは少し残念。でも、純粋に吃驚したのでもう嬉しくなっちゃって!やはり私はどんでん返しものが好きで好きで堪らないのです。

普通のミステリとしても充分におもしろいですよ。死体を基地の内と外、危険を冒してまで移動させた理由とか尤もですし。なにより「基地という密室」という概念がとても気に入りました。

あ、動機についてはノーコメントで!

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