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2013/12/26

『147ヘルツの警鐘』 川瀬七緒

法医学+昆虫学という新しいミステリのアプローチ。文字を脳内で映像化してはいけないという制約を除けばかなり楽しむことができました。

炭化した焼死体の腹部から見つかった虫の塊。死亡推定時刻から計算して“育ち過ぎ”のその虫たちが教えてくれる真実とは?とまあ、帯の文言借りつつあらすじ説明してみましたが、虫の塊とか片腹痛いよね。もっと直接的な表現で激しく狂おしく説明したくなる…赤堀の不思議な魅力に私もやられてしまっただろうか。

でも、本当に「次はなにをやってくれるだろうか」と期待したくなる吸引力を持った女性ですね、赤堀。実際に彼女が虫を追いかけている様を見たいとは全くこれっぽっちも思わないのだけれど()彼女が次にどんな真実を見つけ出して来るのかにページを捲る手は止まりません。岩楯との関係もね…気になるよね…。

ラスト、赤堀が拓巳のために、生きるために放った虫たち。映像化に相応しいシーンだと思うのだけれど、それまでの○○ボールあたりがそれを拒絶する。惜しい。

次回作にも期待。

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