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2013/10/26

『アンフェアな月』 秦建日子


『推理小説』
に続く雪平夏見シリーズ第2弾。ドラマは最終回しか見たことないので、本作の内容がドラマに反映されているかどうかは不明。それにしてもなんと読み易い作品なのかしら。

本作の始まりは前作の直後、雪平が犯人を射殺して直ぐのところから。捜査打ち上げに参加することなく、生後3ヵ月の少女誘拐事件に携わることになった雪平が隠された真実を暴いてゆく…わけですが、今回はタイトルである「月」の伏線の張り方が見事かと。

ネタバレをするならば本作は3つの事件が絡み合っていて、生後3か月の少女誘拐事件と6人の家出少女殺害事件、そして、医師殺人事件をバラバラに考える必要があるわけですが、少女誘拐事件について真相を想像するのは容易かと。ただ、この誘拐事件が他の事件を解く鍵になる、その鍵の成り方が巧い。鍵として使えることになったのはただの偶然だけれど、その偶然からあの物語を(たかだか数時間で)作り上げたのならさすが○○○○ー○ーというところでしょうか。

とりあえず、雪平が呑みに行く約束をした相手=犯人という図式がこれからも成り立つのかどうか、続刊に期待したいところ()

そうそう、ところどころに差し込まれる反転大文字ページはかなり寒いと思います。

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