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2013/09/20

『天使の報酬』 真保裕一


もちろん映像化したものは(ry

小役人シリーズというネーミングはどうもしっくりこない外交官・黒田康作シリーズの第二弾。サンフランシスコで行方不明になった娘を見つけて欲しいとの依頼を受けた黒田は、その父親が隠している「何か」を探るために一路日本へ。外交官として世界を飛び回る黒田にとって久方ぶりの日本、しかしそこで彼を待ち受けていたのは警視庁捜査一課と外事警察、そして外務省の高度な情報戦()だった。全てを操る黒幕は果たして誰なのか、そして外務省内にいるかもしれない裏切り者とは?

そんなお話ですが、もちろん前作『アマルフィ』に負けず劣らずのビックスケールです。謎が謎を呼び、絡まってしまった真実を黒田がひとつひとつ解きほぐしていく様は今回の方が上かな。今回もミステリではなくあくまでもエンタメ小説ですが。それにしても登場人物が勝手に事件を大きくしている感が否めなかったのが残念。いや、起こった事件(真相)は充分にでっかいんですけどね。塵も積もれば系なので、新たになる真実ひとつひとつは「で?」って言いたくなるようなものなんですよ。そのために少し緊迫感に欠けたのが残念かと。

そうは言っても第三弾も読ませていただくんですけどね。果たして松原女史は再登場するのか…見物です。

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