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2013/09/14

『火刑法廷』 ジョン・ディクスン・カー


『グラン・ギニョール城』
のエピローグで本作について触れられており、懐かしく再読してみた。学生の頃と今と、読了感が大きく違っていてとても驚いていたりする。

先ずお伝えしたいのが、

『火刑法廷』と題されておりながら法廷モノではないということ(笑)

絶対法廷ミステリだと思うよね。でも、大丈夫、読んで損はさせません。

不死の毒殺魔に密室、死体消失と謎を魅力的にしてくれるトッピングがたくさん。けれど、その答えの在処はとてもとてもシンプル。え?そんな簡単なことだったの?と思わず膝を叩きたくなること請け合い。そして、

エピローグでひっくり返る世界観

これがたまりません。ミステリとして充分に魅力的なのに、一瞬で、たった数ページで物語は一気にホラーに。一粒で二度おいしいとはまさにこのこと。

とりあえず、読んでいる間中、すっと背中が冷たかった。漂ってくるその雰囲気に呑まれてしまった…これが学生の頃と今と、再読して大きく違ったところかな。

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