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2013/08/17

『逆説探偵』 鳥飼否宇


逆説といえばチェスタトン、オマージュに溢れた副題に惹かれて読んでみたのだけれど、肝心の逆説がうまくいっていたかと言うと首を傾げざるを得ないかと。

そもそも逆説ってのは「急がば回れ」みたいな一見、両立しなさそうな事柄を両立させてみることだと思うのだけれど。本作にそんな内容あったっけ?それとも私の認識が誤っているのだろうか。

だったら、短編ミステリとして楽しもうじゃないか!と気持ちを入れ替えてみても。12もの事件を収録する都合上、事件のあらましに9割、解決に1割というなんとも物足りない作りになっていて、どうしたって消化不良。「13人の申し分なき重罪人」は誇大広告だと思うの。

ついでに言うならじっとくの正体もね、気付かない人がいるもんですか。

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