« 『のぼうの城』 和田竜 | トップページ | 『有頂天家族』 森見登美彦 »

2013/08/14

『ガリレオの苦悩』 東野圭吾


既におなじみ、ガリレオシリーズ。収録作はどれもドラマ化されていて、視聴済みだったため結末は知っていたのだけれど。それでも細かな相違点があったり、逆に実験の様子を脳が映像として補完してくれたりと二倍楽しめた感があるかも。

抜きん出て優れた作品はなく、どれも一定の水準を満たした佳作といった印象。物理?なにそれ美味しいの?度が一番強いのは「操縦る」かな。これはドラマで観ておいた方が良いかも。「密室る」で「とじる」と読むのはミステリ好きとしてドキドキ。「攪乱す」は生瀬さんのイメージが強すぎ。

レギュラーとして定着した内海刑事は原作の方が格好良いですね。女の勘、悪くないです。

それにしても、本作の湯川には随分と人間臭い描写が目立って残念。もちろん狙って書かれていることは承知なのだけれど、変人ガリレオでいて欲しかったと思ったり思わなかったり。どことなく格好良さげに描かれている湯川だけれど、本当は冬彦さんだったはずじゃない。

ああ、でも、『聖女の救済』に続き『容疑者Xの献身』を思い出させる記述があったのには、にやり。湯川にとってどうしても忘れられない事件だったのだなあと改めて。

|

« 『のぼうの城』 和田竜 | トップページ | 『有頂天家族』 森見登美彦 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38084/52877950

この記事へのトラックバック一覧です: 『ガリレオの苦悩』 東野圭吾:

« 『のぼうの城』 和田竜 | トップページ | 『有頂天家族』 森見登美彦 »