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2013/07/20

『山手線探偵』 七尾与史

山手線の電車内だけに現れる神出鬼没の名探偵…なにその新しい設定!ということで読んでみた『山手線探偵』。ポプラ文庫ということでジュブナイルかと思いきや平易な文章とも言えず、ターゲットとしている読者層はどこなのか。

山手線内で起こった痴漢(冤罪)事件から謎が謎を呼んでくる歴としたミステリ…なのだけれど、ところどころトンデモが混ざるのはご愛嬌か?とりあえず、脅迫相手が四人のうちの誰かかわからないから、みんな殺しちゃえ!ってのはかなり乱暴だと思う。いや、ミステリによくあるパターンなのだけれど、本作ではその扱いが相当軽いのですよ。そんな事件あったっけ?レベルですもの。

ところどころに存在する冗長なシーン(主にコロッケ)の代わりに、メイン3人のやりとりやバックグラウンドなんかを書いてくれれば良いのにとも思ったかしら。山手線探偵に小学生助手、さらには自称推理小説家なんてなかなかのキャラクタなのに、どうも魅力が薄い。薄いというかブレブレというか。

次回作…探偵と助手の出逢いとやらは明らかになるのかな?に期待したいものです。

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