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2013/07/23

『Fake』 五十嵐貴久

テーブル上の騙し合い、ポーカーで心理戦をやるんだと期待して読んだ本作。いきなり全力でカンニングをしだして「おおう?」と思ったものですが、カンニングはカンニングでなかなか楽しめました(笑)そんなわけで、カンニングがバレて職を失った探偵(興信所)が、カンニングをバラした相手に一矢報いる物語。

なんですが、タイトルの『Fake』からして「どんでん返しものだな」って推察するに充分ですよね。主人公が仕掛けるポーカー勝負、カンニングのときに披露した盗撮テクで相手の手札を盗み見るという手法ですが、まぁうまくいくわけがなく。果たしてどんな方法で復讐は成し遂げられるのか、乞うご期待…と言えるほど美しかったかどうかは微妙。

っていうか、ポーカーの部分は読み飛ばしたしね!

個人的に主人公と加奈の関係がメインの物語より気になったわけですが(笑)あの終わり方は納得いきませんね。Fakeだと気付いた(認めた)からこそ新たな一歩を踏み出せる…わけじゃないのかい。ふたりの決断が理解できなかったので減点。もっとふたりの過去の物語も読みたかった。

とりあえず、愛すべき馬鹿親子に苛々させられた分だけ最後に気持ち良くなれる寸法だと思われます。

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