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2013/03/22

『空想オルガン』 初野晴

『退出ゲーム』『初恋ソムリエ』に続くハルチカシリーズ第3弾。今回もミステリの成分は薄め。4作収録されているうち、謎らしい謎を解決したのは2作。あとはハルチカが勝ち進む吹奏楽コンクールの様子…かと思いきや、それらの描写は極力抑えるって宣言しているのが斬新。

正直に申し上げると惹かれた作品が一作もなく。うすーく描写されたコンクールの様子が一番楽しめました。草壁先生が壇上で魅せた笑顔とかね。

間違いなく狙ったであろう表題作「空想オルガン」の○○トリック(?)は気付いてしまったので楽しめなかったのだと思いたい。これで○○トリックが使われてなかったら作品として締まらないわ…とか思いながら読書をするのは作品を純粋に楽しめない(驚けない)から良くないなあ、と改めて。

最後に新たな仲間を手に入れたハルチカにどんな未来が待ち受けているのか。これからが楽しみなシリーズであることは間違いないです。片桐先輩、お疲れ様でした。

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