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2013/03/12

『絶海ジェイル』 古野まほろ

『群衆リドル』に続くイエ先輩シリーズ第2弾、舞台は絶海の孤島、世界から隠蔽されたその島で行われる脱獄劇の再現。果たして八重洲家康は幻のショパニストである己の祖父を超えることはできるのか。

というわけで、その独特な世界観にすっかり中てられてしまいましたとも。脱獄劇の再現、只のゲームかと思わせておいて本気なんだもの拷問が。でも、現代と懐古が入り混じる古野ワールドの中でならこういう特殊環境もあり…なわけがないけれど、強引に読ませてしまう辺りがさすがといったところでしょうか。

肝心の脱出劇については…前作の○に続き○○○○○についてはいただけないかなあと思いましたが、ひとつの無駄もない行動、言動、思考、それまでばら撒かれ続けていた伏線が自然と回収されゆく様は爽快にございました。実現性はともかくとしてね。
 
今回もイエ先輩の過去は明らかにされず。それどころかイエ先輩とユカの仲も進展…してないですよね? 酔い止めごときで満足する私ではありませんことよ。まだまだ謎の多い本シリーズ、天帝シリーズに比べれば一般向けなはずなので、これからも展開してくれることを願って。

ところで、なにがどう「Kの悲劇」なんですかね?

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