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2013/02/27

『さよならファントム』 黒田研二


交通事故で負った大怪我、失意の中で妻にまで裏切られた若きピアニストはついに妻を殺害してしまう。死に場所を求めて彷徨う彼の前にひとりの少女が現れ、ふたりは連続爆弾騒ぎと全ての契機である交通事故の真相を負うことに。若きピアニストの前に現れたファントム…幻影は果たして誰なのか。まとめるとこんな話になるだろう『さよならファントム』が今日のレビューです。

発売当初、某SNSで高評価ツイートされているのをいくつか見たので期待して読みました。クロケンがやりたかったこともトリックももちろん理解、理解した上で…ラストが少し散らかってしまった印象が否めないです。こういう作品って真相(トリック)が明かされたときに「ああ、そうだったのか!」と視界が開けて清々しい気持ちになれるかどうかが重要だと思うのですが、私は本作でそこまでの快感を得られることができなかったです。

骨子になっている謎と枝葉の謎。枝葉の部分を最後にまとめようとした結果、いきなりいろんな人が登場してきて話が散らかってしまった感じ。骨子の部分は伏線もたっぷりで納得のいくものだったので、もっと凝った演出で明かしてくれても良かったのにと残念に思います。

っていうか、主人公がダメ人間すぎる。そしてクーニャは可愛い。

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