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2013/02/12

『隻眼の少女』 麻耶雄嵩

このミス2011、4位の本作ですが…読むのにかなり苦戦しました。

スガル様信仰の残る集落、スガル様の後継者を狙って次々と起こる首斬り殺人、水干を纏った隻眼の名探偵…これでもかってくらい魅力的な要素が詰まっているわけですが、描写があまりにも淡々とし過ぎていて物語に入り込むことができませんでした。

本当に次々と事件が起こるんですよ。そして、そこに潜む不確定な要素を名探偵である『隻眼の少女』が暴いていくわけですが…なんか地味なんですよね。暴かれる内容も地味というか、地味であるからこそ名探偵と呼ばれる人種でなければ気付けなかったと言い替えられるのだとおもうのですが、「ああ、そうだったのか!」という驚きが小さい。

それは衝撃のラストも同じで、満を持して犯人登場!というよりは唐突感の方が強いです。意外な犯人モノってのは納得感があるかどうかなんですよね。そういえばそういう描写あったよね!って膝を叩きたくなるやられた感があるかどうかなんですが、私個人は本作からそういう感想は抱けなかったのです。「そういうことね、ふーん」っていうさ。

麻耶作品であるという認識=ハードルがそうさせてしまったのかもしれませんが、個人的には微妙な読了となりました。

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