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2013/02/14

『≠の殺人』 石崎幸二

石崎&ユリ&ミリアシリーズの第…6弾?ですが、前作『復讐者の棺』に登場した仁美がレギュラー入りした模様。しかし、石崎を羨ましいと思えないのは何故なんだぜ。

もちろん本作も孤島で起こった殺人事件がテーマ。本人たちも「自分たちが孤島に招待されて何も起きないはずがない」なんてことを口にしちゃってるあたりメタですが、この軽い語り口がこのシリーズの良さなんですよね。初期作品だとこのやりとりににミステリ好きにしかわからないであろうマニアックネタが絡んできてにやにやだったものですが、本作にはそういうのなかったかなあ…主に石崎いじりがメインです。

そして殺人事件ですが…あれ?またDNA関係?前作『復讐者の棺』とノンシリーズの『首鳴き鬼の島』でも頁数割かれたDNAのお話ですが、今回も絡んできます。そこまで深い話ではないので疲れたりはしないのですが、同じ作者に連続してこれをやられるとちょっとお腹いっぱい。引き出しのなさが露呈しちゃってるよ、なんて毒も吐きたくなるものです。

事件の解決もね、ちょっと下世話な感じで…そこまで詳細に記述しなくても良いのにって思ったり思わなかったり。トリックとしては良くあるパターンで、登場人物に○○がいたら先ずこのトリックを疑うよねってやつです。伏字にする必要もないくらい良くあるパターン。それを料理するのかが作者の腕の見せ所なわけですが。

うーん、シリーズ次回作に期待!刊行済みで未読のものがあと3作もあるので楽しみです。辛口ですが、やっぱり私はこのシリーズが好きなので。

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