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2009/04/15

『カーニバル 三輪の層』 清涼院流水

カーニバル―人類最後の事件 (講談社ノベルス) Book カーニバル―人類最後の事件 (講談社ノベルス)

著者:清涼院 流水
販売元:講談社
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犯罪オリンピック開催中

貴方もいますぐ参加しましょう

ちなみに「犯人側」「探偵側」「被害者側」のご用意がございます

どの立場でご参加されますか?えっ?読者側?

とりあえず折り返し地点に立てた(はず)『カーニバル 三輪の層』レビュ。明らかに読書スピード落ちてますが…今月中には終わらせたいね、この企画(弱気)

この『三輪の層』は犯罪オリンピック第14週から第26週までが収められておりますが…もともと(ノベルス時は)時系列がバラバラだったためか、記述があっちこっちに飛んでおりまして非常に読み辛い仕様となっております。とりあえず、私は九十九音夢の失踪を読み飛ばしました。乙姫といっしょに神聖城(サンクチュアリ)に居て驚愕。

驚愕と云えば、もっと凄い発表があったんですけれど。

総代と漂馬が異母兄弟だったなんて!!

そんな設定すっかり忘れておりました。『三輪の層』では漂馬の過去が明らかになるのですが…まさかの展開です。四大悲劇に数えられる(けれども詳細は明らかとなっていなかった)鴉城家殺人事件が漂馬を契機に起こっていたなんて。っていうか、総代のパパってば悪ね。あと、その解決(真相)も悪ですね。

奇しくも468頁、架空山菅家の口から出たこんな台詞。

「超常現象にしても謎物語にしても、やっぱりミステリは現実的に解決せんと」

そうですよね!私もそう思います

この大阪城天守閣が消えたり、イースター島にスペースシャトルが着陸したり、ナスカの鳥っぽい地上絵の目に該当する部分にミステリーサークルが登場したり、赤道に血液の帯が現れたりした謎を現実的に解決してくれるんですねさすが清涼院氏ありがとうございます少しでも疑った私を赦してください。

そうそう、この『三輪の層』にも「まえがき」が挿入されていて。「まえがき」によると人気事件は第16週「イースター島のモアイ」、第20週「ギザの三大ピラミッド」、第24週「コスタリカの巨大石球」らしいのですが。第16週と第20週はともにクリスマス・水野関係ですね…ごめんなさいキャラ読みなのでクリスマスがそんなに得意ではない私は愉しめませんでした。龍宮系キャラ読み代表としては第17週「ナスカの地上絵」は外せません。

ブラック龍宮は好みではないのですが

まさに「彼になにがあったのか」ですよ。星野多恵(あえての本名)のみを側に置き、(笑)を捨ててしまった龍宮。そんな星野さんも不遇の死を遂げてしまったわけですが。いやいや、私は新JDCビルの前で星野さんに殴る蹴るの暴行を加えてなどいませんよ?えっ?眼なんて泳いでいませんよ?とにかく、死んだと思っていた(思われていた)人物が復活しまくる『カーニバル』ですが、星野さんは復活しなかったように記憶しているので、やはり「普通の」お嬢さんだったようです。婚約は当方で勝手に破棄させていただきましたお粗末さまです。

あとはなにに触れておけば良いのでしょう。「RISEの要職はS探偵メンバ」ってやつ?それとも「各国首脳はすべてRISEの配下」なので、犯罪オリンピックは国家(世界)ぐるみの犯行ってやつかしら?あっ、「宮本武蔵が記した『五輪書』に、真理は宿る」ってやつに違いないわ(笑)

とにかく無茶設定のオンパレード。暇で暇で仕方がなく、壮大な冗談が赦せる方は是非お読みくださいまし。

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