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2009/03/11

『ラブコメ今昔』 有川浩

ラブコメ今昔 Book ラブコメ今昔

著者:有川 浩
販売元:角川グループパブリッシング
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自衛隊とベタ甘ラヴをミックスすると

『ラブコメ今昔』が出来上がる

覚悟の上、お読みください

『クジラの彼』に続く自衛隊ベタ甘恋愛小説第2弾。入手するまでに時間がかかったためか、有川嬢の自衛隊モノ久々ひゃっほい!からか、勝手にハードル上げちゃって

もっとベタ甘ゲロ甘期待してたのにぃ

とか思ってしまった私、ごめんなさい。正直、『ラブコメ今昔』に収録されている作品のなかで気に入ったのは「ダンディ・ライオン」だけです。でも、その「ダンディ・ライオン」が最高なんだこれが。

表題作「ラブコメ今昔」のラストで「えっ、このふたりって出来てんの!?」とサプライズをくれた千尋&吉敷…まさかこんな胸キュンときどき涙目物語だったとは。私は有川嬢の書く男目線が好きなので(世の男性がこんな風に胸を切なくさせているとは限りませんが…是非そうあってもらいたいという願望の顕れ)吉敷一馬の場合258頁はもう悶絶。「命令なら従いますが」って、階級のある会社に身を置いたことのない私では(上司は掌で転がすもの)この台詞の本当の重さ辛さは理解できませんが、階級が全て=階級を無視すると有事の時の指揮系統がおかしくなるから、と叩き込まれた(であろう)千尋にとって凄い痛さだったんだろうなぁ。あぁ、本当に「ダンディ・ライオン」は泣ける。

あとは…どれも物足りなくて。「軍事とオタクと彼」の出逢いは素晴らしかったのですが(あの展開は惚れる)…もっと糖度高めでよろしいのですよ有川嬢。遠慮することなしに、さぁ!

装丁を担当されている徒花スクモさんは今回も素晴らしくって。装丁部門でもやっぱり「ダンディ・ライオン」が一番だとは思いますけれど。

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