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2009/03/04

『千里眼 運命の暗示 完全版』 松岡圭祐

千里眼 運命の暗示 完全版―クラシックシリーズ〈3〉 (角川文庫) Book 千里眼 運命の暗示 完全版―クラシックシリーズ〈3〉 (角川文庫)

著者:松岡 圭祐
販売元:角川書店
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CSS2ミサイルが日本にロックオンを続ける中、

敵国へと降り立った岬美由紀

頼れるは自分自身と、ふたりの仲間

お馬鹿エンタテイメント炸裂!!

思わずフォントを最大にしてしまいました。お馬鹿エンタテイメント(笑)の傑作『千里眼 運命の暗示 完全版』が本日のメニューです。前作『千里眼 ミドリの猿 完全版』(完全版の表記に蛇足感ありますが、旧作と完全版は別物とのことなので。ところで「きゅうさく」と入力して、最初に「久作」が出てくるマイパソ…ドグラ・マグラ)がまさかの「つづく」、岬美由紀ってばどうなっちゃうの!?ともどかしい思いを数日。ようやく読了。

もうね、凄いの。岬美由紀の超人ハルクっぷりはもちろんですが、スケールが超弩級。日本VS中国というWWⅢを前提に、岬美由紀は13億人に命狙われてます。そして、10年の月日をかけてこのWWⅢを演出したというメフィスト・コンサルティング…一切の証拠を残すことなく、歴史の表舞台に立つことなく、いかにして13億人の民意を開戦に向かわせたのか。

どんな策略、陰謀かと思ったら、やってることは結構地味です。対して、嵯峨敏也によるトランス解説は伏線となり、後々凄い方法で回収されるのでお楽しみに。日の丸いちゃもんも凄かった(笑)

いやもう、エンタテイメントとしか云えない。『千里眼』でも相当無理あるだろ…と思ったものですが、『ミドリの猿』と本作『運命の暗示』を読んでしまったら、『千里眼』なんて可愛いもんです。F15からジャンボジェットへの飛び移り?岬美由紀ならできるんじゃね?といまなら思えます。

嵯峨&蒲生のふたりが岬美由紀に守られっぱなしなのが気になりますが(笑)蒲生はまだしも嵯峨はもうちょっと活躍して欲しかった。だって、『ミドリの猿』ラストであんな格好良い台詞吐いてたじゃない!!そういえば、ミドリの猿設定も凄かったね(笑)

(笑)の頻度が多い気がします今日。でも、決して批難している訳ではないです。読者を愉しませる=エンタテイメント小説の役目ならば、その役目は十二分に果たしていただきました。いろんなところに眼をつぶれば、きっと愉しめるはず。本シリーズの立ち位置は究極のエンタテイメント小説だと思います、心底。

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