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2009/03/07

『フォークの先、希望の後』 汀こるもの

フォークの先、希望の後 THANATOS (講談社ノベルス) Book フォークの先、希望の後 THANATOS (講談社ノベルス)

著者:汀 こるもの
販売元:講談社
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日給5万円

ただし、死へのカウントダウンが始まる

THANATOSシリーズ第3弾

ミステリではない。うん、ミステリではない。最後の方に“名探偵”がなにか仰っていたような気もしますが…ミステリではない。でも、なかなか面白かったTHANATOSシリーズ第3弾『フォークの先、希望の後』が本日のメニューです。

正直「HOW TO アクアリスト」部分と国家一種の演説部分はナナメ読みも良いとこなので、本作のタイトル『フォークの先、希望の後』がどんな意味なのか、意味はあるのか、それすらも理解できておりません。本作の愉しみ方はミキちゃんの恋と高槻刑事の壊れっぷりにあると思います。

シリーズを重ねる毎に男前になっているような気のする高槻刑事。交番に発砲した精神異常者(?)を特殊警棒で倒し、彼方を優しくなだめる件は特に男前でございました。壊れっぷりは…正論は正しいとは限らないと思った箇所。正論は正論でしかなく、正論は時に人を縛り、人を傷つける。

そんな正論にオーバードーズで挑んだミキちゃん。それは恋の為せる技。真樹からオーバードーズの事実(=ミキちゃんの恋心)を告げられたときには度胆を抜かれました。アクアリストの恋心は総じて判り辛く偏るものなのか。少なくとも2/2だからな…彼方まで含めれば2/3なのか?彼方の恋心は真樹曰く「バレバレ」だそうなので。でも、恋心と下心はバレバレくらいの方が宜しいと思います。

ミキちゃんがかましたセクハラくらいね。なかなか難度高かったと思います。左手。

というわけで、『パラダイス・クローズド』を挟む込むような形で物語が進行した今回。彼方はレギュラメンバ入りしたのでしょうか?死へのカウントダウン開始。次回作が愉しみです。

でも、やっぱりミステリが読みたい。

あら、奇しくも前作『まごころを、君に』と同じ台詞で締めてしまいました。

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