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2009/02/03

『無明の闇』 椹野道流

無明の闇―鬼籍通覧 (講談社文庫) Book 無明の闇―鬼籍通覧 (講談社文庫)

著者:椹野 道流
販売元:講談社
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ミチルの法則その1

「続くときは同じような解剖ばかり続く」

でも…解剖なんて本当は無い方が良いんだ

『暁天の星』に続く鬼籍通覧シリーズ第2弾です。前回、

まさかのホラー!!

を2回言った私ですが、そもそもこの鬼籍通覧シリーズって「法医学教室奇談(オカルトファイル)」なんですね。ホラーで当たり前、もちろん第2弾もホラーです。

今回は先輩医師ミチルにスポットを当てて。ミチルの哀しいトラウマを癒すことを主題に。前回のように「法医学者の立場から事象を正しく検証し、警察の捜査に介入する」なんていう展開にならなかったのが少し残念ですが。あくまでもオカルトファイルですからね(ミステリでは無かったのが相当悔しい模様…だって凄く魅力的な謎が提示されているのに)。

1件目2件目と赤ちゃんの解剖が続き…心が痛くなりました。けれど、医師が勝手に解剖記録を改竄する(死因を捻じ曲げる)ことが如何に思い上がった行為であるか…あまりにも重要で重大なことをルーキー・伊月に判らせるあの場面は凄く印象的で良かった。死体に口なし生者のこれからの人生が大事、なんてこと無い。誰しもが平等。そうじゃなきゃ、殺人を犯した加害者(生者)が被害者(死者)よりも守るべき存在だってことになっちゃう。

本作のオカルトな部分には興味がないので(おいっ!)事件の幕引きについては特に触れることはなく。それよりも、私が今回手にしたのがX文庫版(アフィリは講談社文庫版)だったので、挿絵が挿入されているのですが…国試に合格し晴れて医者となった伊月に筧が花束を持って駆けつける場面!!

これなんてBL??

珈琲噴出しそうになったよ。私の脳内イメージでは、筧刑事はイトノコ刑事みたいなナリなので、あの挿絵の筧刑事はスマートすぎる。そして、花束を渡されたほうの伊月よ…頬を染めないでくれ。

ノベルスよりは文庫版の方が持ち運び易い読み易い、という理由で文庫版を購入したのですが…これはちょっと考えものだな地下鉄で読めないじゃないか。ぎゃふん。

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