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2009/02/06

『伏魔殿』 松岡圭祐

毎年ひとりの男が神人になる

神人は裸で2万人の男たちのなかへ

群集の先にあるのは…真実?

「千里眼シリーズ」でお馴染みの松岡圭祐氏ですが、

私、はじめましてなんですよ(汗)

いまさら「読んでません」とか云うの相当恥ずかしいんですけれど。でも、そろそろ「千里眼シリーズ」に挑戦してみようと思って。その前に松岡氏の他作品で慣らしておこうと思って。ちょっとリサーチこいたところ総じて評判の高かった本作『伏魔殿』に挑戦してみました。

ラスト50頁くらいまで「あぁ、本作は中年の中年による中年のための懐古物語なんだ…裏表紙の“推理エンタテイメントの傑作!”はガセか」と思っておった私ですが、

ごめんなさい、侮ってました松岡氏

そうかそうかそうくるか。正直、死の世界や神人や祭には興味がなくって(それが全てだ)でも、榎木という男には、その思考には大変興味が湧きました。狡賢い、詐欺師でしかないかもしれないけれど…榎木は生きる力を持っていたんだと。だから、生きるために必要な道が、真相が見えたのだと思う。

「あれ?この人必要?」と思った澤村刑事が意外にも最後まで活躍してくれて、松岡氏の懐の広さを感じた次第。ただ、(文庫版のみの仕様なのかいつもなのかは不明ですが)短いセンテンスが改行無しに、ぎっちぎちに詰め込まれているのは若干読み辛いかも。個人的好みに過ぎませんが。

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