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2009/02/13

『隻手の声』 椹野道流

隻手の声―鬼籍通覧 (講談社ノベルス) Book 隻手の声―鬼籍通覧 (講談社ノベルス)

著者:椹野 道流
販売元:講談社
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法医学教室期待の新人・伊月崇

いま彼が嵌まっているもの

寝ても覚めても…オンラインゲーム

法医学教室オカルトファイル=鬼籍通覧シリーズ第4弾『隻手の声』が本日のメニューです。

オカルトファイルを最大フォントにして強調してみましたが、今回は驚くことにオカルトじゃない。ただ、ミステリでもないので…どう分類したら良いのだろう。今回の主題は“傷を負う子どもたち”。「私がお父ちゃんのホンマの子供やったら、お金ようけもらえるて。なーんも心配なくなるて」なんて褪めたこと云わなくて良いのに。ママのしあわせを壊したくないから内縁の夫に暴力を振るわれることを秘密になんてしなくて良いのに。愛情を注がれる妹に嫉妬なんてしなくて良いのに…我慢さえしなければ、あんな最悪な事態に陥ることも無かったのに。

うーん、この展開ならばオカルトの方がマシ…とか思っちゃった私は悪でしょうか。やっぱりミステリ脳なんだ、文学系は合わないんだ、生まれ育った環境だから仕方無いんだ、うんうん。なので、物語として面白くなかったわけではないんだけど、物足りなさが残る本作。こうなったら

BL要素で擬似満足を

と云わんばかりに。今回のX文庫版は表紙からしてヤヴァイです。アフィリが表示できないのが非常に残念です。挿絵も凄いんだから、45頁とかもうBL以外の何物でもない。

とにかく、どんどんBL要素の増している鬼籍通覧シリーズ。でも、タイトル『隻手の声』とラストの伊月&ミチルのやりとりは、これまでのどの作品よりもしっくりきました(悪く云えばクサカッタ!)。このふたりの連携も、BL要素と同じくらいのスピードで増してるんですよね?ミチルン?

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