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2009/01/11

『長く短い呪文』 石崎幸二

呪い

果たしてそんなものがこの世に存在するのか

石崎&ユリ&ミリアシリーズ第3弾

『あなたがいない島』が相当おもしろかったので、そのまま再読してしまいました本作…蛇足だったか?

前作でユリ&ミリアの子分(?)になり、ミステリ研に入部(入研っていうのかしら?)したまみちゃん。今回はそんなまみちゃんが厄介事を持ち込みます。「わたしには呪いがかけられています」そう書き残してさった友人。その友人を追って、またもや孤島へと乗り込んだ奇天烈三人衆。果たして石崎&ユリ&ミリアは「呪い」を科学的に解き明かすことはできるのか!?

まず、本作の読みどころは「ミリア日本史講座」です。前作も瞬殺ミリアで楽しませてくれましたが…ミリアは力ありますね。「710すごいよ平城京」はいつの間にか「日本の館もの(ミステリ)発祥」に、「小野妹子」はいつの間にか「日本最初の叙述トリック」に、「鎖国」はいつの間にか「日本全部が密室(ミステリ)」に…やるなミリア!!

そして、今回は石崎さんにも一本取られた!今回も田舎の祖母を殺害して孤島に乗り込むことにした壁際サラリーマンですが、まさかこんなこともあろうかと「ばあさんは双子ってことにしてある」とは!まさに双子トリック!!ユリの「やっぱ石崎さんはすごいわ。家族計画がしっかりしてるわ」にも笑かしていただきました。

そうそう肝心のミステリ部分、なにを「呪い」と定義しているかについては解り易いかと。けれど、「犯人はなぜそんなことをしたのか」についてはねぇ…動機じゃないですか?はっきり言ってどうでも良い。動機なんてその人(犯人)にしかわからない。だから、本作はミステリ(推理小説と言い換えた方が良いかしら)とか言えないと思ったり思わなかったり。

そういえば、石崎さんが「科学の子」だとは思いもよりませんでした。変態の子じゃないんだ。

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